絖綛 N@i.jp  昨日:00046827
 今日:00038510
 総計:01071630
keywords
管理者専用
  Post   Add link   Control Panel 































新しいトピック
最新:06/13 19:58


新しいコメント
最新:07/28 16:47






管理人へMAIL

プライバシーポリシー

MacUIM & Anthy

iBook G4のX-window+kinput2+EGBRIDGE15環境はまだ出来上がっていないが、少し視点を変えて別の事もやってみよう。


 今年も今日で終わり。朝から雨であるが、一応大掃除も正月の準備も済んだので、特にやる事もなくノンビリ。都心では雪が降って交通に影響が出ているらしいが、ウチの妹は未だ帰省せず。今年中に辿り着けるか分からんな。


 EGBRIDGE15 を kinput2 から使う試みは未だ成功していない。そのせいと言うわけでもないが、他の日本語入力環境もメインマシン (PowerMac G4/MDD) に入れてみて何かウマイ手はないかと味見中だ。今日は MacUIM の最新版(0.3.0-1)が 12/29 にリリースになっていたので、これを入れてみた。
 MacUIM は主に UNIX向けのフリーの多言語入力ライブラリである uim を「ことえり」や「EGBRIDGE」のように MacOS の TSM(Text Service Manager) から使えるようにしたものだ。これをインストールすると「システム環境設定」→「言語環境」→「入力メニュー」のリストに が追加され、これをオンにしておくと「ことえり」などと同じようにコマンド+スペースで MacUIM に切り換えでき、かな漢字変換ができるようになる。UNIX側の日本語入力メソッドをMacOS-Xアプリで使えるようになるわけだ。しかし MacUIM はあくまで uim と TSM の橋渡しをするだけの物なので、別途 uim に対応した「かな漢字変換エンジン」が必要になる。今回は uim 対応かな漢字変換エンジンとして Anthy を入れてみた。

 まず Anthy をインストールする。

  1. Anthy のソースをダウンロードする。
    最新ソースをAnthy本家からダウンロードする。現在の最新版は "anthy-5900" だった。
  2. ダウンロードしたファイル "anthy-5900.tar.gz" を解凍する。
    
    $ zcat anthy-5900.tar.gz | tar xvf -
    
  3. 解凍したディレクトリへ移動し、ビルドする。
    インストール方法は "INSTALL" ファイルを参照する。これによると MacOS-X でも
    
    $ ./configure
    $ make
    
    問題なくできるようだ。
  4. テストして、インストールする。
    
    $ cd test
    $ ./anthy --help
    $ ./anthy 1
    $ cd ..
    $ sudo make install
    
 以上で Anthy のインストールは完了。次は MacUIM に移ろう。

 MacUIM は MacUIM Wiki(ja) から提供されている。ソースコードも提供されているが、Panther用バイナリパッケージ(MacUIM for Panther)が提供されているので、これをダウンロードしてインストールすれば良い。ビルドの手間がないので簡単だ。
 インストールしたら一旦ログアウト、再ログインしてメニューバーの入力モードのアイコンをクリックして を選択する。MacUIM が見当たらない場合は「システム環境設定」→「言語環境」→「入力メニュー」で のチェックボックスが選択されているか確認する。また「システム環境設定」→「MacUIM」→「一般」を選択、インプットメソッドが "anthy (ja)" になっている事を確認する。
 操作方法は「ことえり」などとほぼ同じ。コマンドキー+スペースで切り換えができる。また「システム環境設定」→「MacUIM」→「ヘルパー」で "ヘルパーアプレット" のチェックボックスをオンにすれば、メニューバーに入力モード("あ"、"a"など)メニューが表示されるようになる。ただ、「ことえり」や「EGBRIDGE」を選択していても出てしまうのは少々困りものだが。入力モードは日本語キーボードの場合 "かな" キーや "英数" キーを押下することで変更できる。

 Anthy の日本語かな漢字変換能力であるが、これが思ったより中々賢い。いちいち文節で区切って変換しなくても、割と正確な文節分割を行ってくれ、変換も正しく行ってくれる事が多い。少なくとも MacOS-9時代の「ことえり」よりは数段賢い。
 これで UNIX環境の方からでも Anthy を使った日本語入力ができるようになれば、Anthy で統一した日本語入力環境が出来上がるわけだが、それはまた後日。


< 過去の記事 [ 12月の 全てのカテゴリ リスト ] 新しい記事 >

2004 calendar
12月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031


掲示板
最新:08/15 17:19


GsBlog was developed by GUSTAV, Copyright(C) 2003, Web Application Factory All Rights Reserved.