クリムゾン・リバー2
正月休みにようやく観ることができた。主演:ジャン・レノ、監督:リュック・ベッソン。この組み合わせなので期待していたのだが・・・
ジャン・レノ主演のサスペンス「クリムゾン・リバー」の第2作。前作の続編という事ではなく、まったく別の事件。前作の "双子オチ" はちょっといただけなかったが、今回はどうか?
最初は修道院の壁に塗り込まれた死体が見つかることから始まって、キリストのそっくりさんが殺されかかり、一緒に宗教にかぶれていた仲間がキリストの12使徒に見立てて殺されて行く連続猟奇殺人に発展する。殺しているのは修道服をまとった超人的な身体能力を持った集団。随所にキリスト教にまつわる言葉(黙示録とか第七の封印とか)出てきて、何やらキリスト教がからんだ深い因縁が背後にあるかのように期待させられるのだが・・・
しかし期待どおりに話は進まず、たまたま修道院で財宝の秘密を見つけてしまったので殺されたんだというオチはいただけないなぁ。謎解きとか因縁とかには重きを置かず、最後の方は財宝を巡って悪人集団とのインディージョーンズ張りのアクションに突入して行く。アクションも、これはこれで良いのだけど、せっかく伏線をいっぱい張ったのだから、もう少し何とかならなかったのかという気がして残念でならない。
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