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uim (その4)

ようやく出来た uim を使えるようにする。


 いろいろあったが、なんとか uim のビルド、インストールができたので次は使えるようにする。その前に、今の日本語入力方法を XIM (X Input Method) に切り換えておく必要がある。
 今までの X-Windowの日本語環境は、kterm日本語ターミナルエミュレータ+kinput2+Canna というもので、古い(ある意味、枯れた)環境だ。


 これは kterm と kinput2 との間「だけ」で通用する "kinput2プロトコル" によって実現されている。UNIX や X-Window が多国語化対応されていく過程で kinput2 というローカルなプロトコルは問題が多く、XIM (X Input Method) プロトコルが策定された。そのため kterm, kinput2 とも XIMプロトコルもサポートしている。先ずは XIMプロトコルに切り換えよう。

 修正するファイルは、

  • ~/.xinitrc または ~/.xsession
  • kterm のリソース。~/.Xdefaults または ~/.Xresources

1) ~/.xinitrc, ~/.xsession

 このファイル内でX-Window起動時に kinput2 が立ち上がるようにしているものと思う。この kinput2 の実行時オプションに -xim オプションをつける。

export XMODIFIERS="@im=kinput2"
/usr/X11R6/bin/kinput2 -xim &

2) kterm のリソース

 Input Methodの種類や日本語モードをオン・オフするキーコンビネーションの指定が、 ktermリソースとして~/.Xdefaults または ~/.Xresources に記述されている。これを修正、コメントアウトするなりして設定を削除する。

#define XIM kinput2
KTerm*inputMethod:      XIM
! KTerm*VT100*translations: #override ¥
!   Shift<Key>space: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION)

 上記のようにファイルを修正すると、kterm と kinput2 は XIMプロトコルで接続されるようになる。


3) X-Windwo, kterm起動

 ファイルを修正した後、X-Window を立ち上げ、kterm を起動する際には -xim オプションを指定するようにする。

$ kterm -xim &

 日本語モードをオン・オフするキーコンビネーションは kinput2 側で設定したキーになり、デフォルトでは"シフト+スペース"等になっている。この kinput2 リソースファイルは "/etc/X11/app-defaults/Kinput2" に置かれている。
 これで XIMプロトコルによって日本語入力する環境になったわけだ。次のステップで kinput2 以下を uim, anthy に置き換えて行く。


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