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最新:07/03 19:28
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最新:07/28 16:47
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uim (その4)
ようやく出来た uim を使えるようにする。
いろいろあったが、なんとか uim のビルド、インストールができたので次は使えるようにする。その前に、今の日本語入力方法を XIM (X Input Method) に切り換えておく必要がある。
今までの X-Windowの日本語環境は、kterm日本語ターミナルエミュレータ+kinput2+Canna というもので、古い(ある意味、枯れた)環境だ。
![](upfiles/2005/2/1108813029_1.jpg)
これは kterm と kinput2 との間「だけ」で通用する "kinput2プロトコル" によって実現されている。UNIX や X-Window が多国語化対応されていく過程で kinput2 というローカルなプロトコルは問題が多く、XIM (X Input Method) プロトコルが策定された。そのため kterm, kinput2 とも XIMプロトコルもサポートしている。先ずは XIMプロトコルに切り換えよう。
修正するファイルは、
~/.xinitrc または ~/.xsession
- kterm のリソース。
~/.Xdefaults または ~/.Xresources
1) ~/.xinitrc , ~/.xsession
このファイル内でX-Window起動時に kinput2 が立ち上がるようにしているものと思う。この kinput2 の実行時オプションに -xim オプションをつける。
export XMODIFIERS="@im=kinput2"
/usr/X11R6/bin/kinput2 -xim &
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2) kterm のリソース
Input Methodの種類や日本語モードをオン・オフするキーコンビネーションの指定が、 ktermリソースとして~/.Xdefaults または ~/.Xresources に記述されている。これを修正、コメントアウトするなりして設定を削除する。
#define XIM kinput2
KTerm*inputMethod: XIM
! KTerm*VT100*translations: #override ¥
! Shift<Key>space: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION)
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上記のようにファイルを修正すると、kterm と kinput2 は XIMプロトコルで接続されるようになる。
![](upfiles/2005/2/1108813029_2.jpg)
3) X-Windwo, kterm起動
ファイルを修正した後、X-Window を立ち上げ、kterm を起動する際には -xim オプションを指定するようにする。
![](upfiles/2005/2/1108813029_3.jpg)
日本語モードをオン・オフするキーコンビネーションは kinput2 側で設定したキーになり、デフォルトでは"シフト+スペース"等になっている。この kinput2 リソースファイルは "/etc/X11/app-defaults/Kinput2" に置かれている。
これで XIMプロトコルによって日本語入力する環境になったわけだ。次のステップで kinput2 以下を uim, anthy に置き換えて行く。
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2005 calendar
最新:08/15 17:19
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