そりゃタウリン。

　今朝も週末のニュース・ワイドショーのような番組で「伊豆の国市で16歳の少女が母親を毒殺」なんて嫌なニュースを報道、解説してました。少女がBLogに色々な書き込みをしていたとされ、その異常性が注目を集めてましたが、断片的に切り出せば異常に感じる記述もあるでしょう。と思ってネットで探してみると、当然ながら原文やサイトは削除、閉鎖されていますが、やっぱりミラーや内容をコピー＆ペーストしたサイトは残っているんですね。

　それを読んでみると、報道されているBLog記事は断片を切り出したものじゃなく書き込まれていた内容自体が数行の断片的なもの。ワタシの様に駄文をダラダラ書いているのとは全然違う(^^;)。つまり報道されている以上のものは無いようです。たしかに化学に関する知識というか興味には相当なものを感じますが、それ以外は何を言いたいのか良くわからん？？？ってのもあります。単なるナリキリ志向のようにも思えるし、もともとネット上では仮想人格を装うというのは良くある話ですから。これをもって異常な精神性の持ち主とは断定できないと思いますね。
　薬局で酢酸タリウムを入手した事、それが手に付いてしまったらお腹の調子が悪くなったとか、解毒剤を作ったとか書いてありますが、当然ながら母親に飲ませたなんて記述はありません。また一部の報道では動物に毒を飲ませて経過を観察しているなんてものがありましたが、そんな記述もありません。そろそろ報道もエスカレートしている様子で、どこまで裏付けを取っているか怪しい内容もありますので、冷静に見ていなければならないでしょう。

　まぁ、ワタシも中学高校時代、部屋の中にはコーヒーサイフォンのアルコールランプ用のメチルアルコールから、オーディオアンプなど自作していた関係で基板をエッチングするための塩化第二鉄、基板に書いたパターン消したりするための除去液、シンナー、電気泳動で銀メッキしようとかで硝酸銀、硫酸、塩酸などありましたからねぇ。この位の年ごろの女の子の部屋には劇薬の１つや２つありましょう。（そんな訳あるかい！ ^^;）

内ト / Nov 5th, 2005 10:13 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]