今日、ウチの父親の口から Winny という言葉が出てきた

　今日、ウチの父親用Macのメンテをしたのだけど、それについての話から少し広がりまして、何とウチの親父の口から「Winnyなんて使ってないだろうな？」なんてぇ言葉が出てきたのでした。
　どうやら某内閣官房長官が「一番の予防は Winny を使わないこと」と発言した事がニュースで報道されるに到って、ウチの父親のようなパソコン初心者でも Winny という言葉と、これによって個人情報がインターネット上にダダ漏れになるという事を認知するようになってしまった様子。しかし、ウチのパソコンは Macintosh という物で、Winny は世に多量に出回っている Windows用のソフトであって Macintoshじゃ動かないって事は全然知らなかったのでした。（まぁ Winny が無いだけで、Macintosh にも P2Pソフトは幾つかあるのだけど。）と言うことで、ついでに報道では殆ど触れられていない事も幾つか教えておきました。

• Winnyにウィルス(Antinny)が感染すると意図しないファイルまでネット上に公開されてしまう。政府広報もWinnyが悪いと言う趣旨の発表はしていない。Winnyばかりを取り上げる報道姿勢は問題。
• とにかく個人情報を含んでいたり機密扱いの文書を、暗号化もせず平文のままで、ホイホイと個人用パソコンにコピーできるような文書管理をしている組織がアホ。
• Winny開発者を京都府警が著作権違反幇助で逮捕し、現在公判中。おかげで Winnyにウィルス感染対策を施すようなバージョンアップができず、世の中にはウィルスに感染する恐れがある Winnyがゴロゴロ。

内ト / Mar 18th, 2006 19:27 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]