ニコイチ作戦(その3)
HDD,DVDレコーダと言うとハードディスクの故障ばかり懸念されているけど、DVDドライブが先に逝く事の方が多いんじゃないかなぁ?
世の中には凄い強者がいるもので、東芝のHDD, DVDレコーダ RDシリーズの HDDや DVDドライブを換装することに関する情報を集約した RD WiKi というホームページまであるんですねぇ。これによりますと、RD-X1 に LF-D311F を換装して成功したと言う例は無いのですが、他の機種では成功例があるようです。これは期待が持てそうです。
それにしても東芝製のDVDドライブは品質が悪いと言われていますね。たまたま私が購入したRD-X1とRD-X5は Panasonic製の DVDドライブが採用されており、RD-X1のDVDドライブ不調はこの品質問題とは関係ないようなのですが。
さて、ハード的には問題ない状態になって RD-X1 に換装された中古DVDドライブ LF-D311F。ファームウェアのバージョン番号を表示させてみると A120 から A117 へと少し後退。さて、これで RD-X1 本体のシステムとソフトウェア的な整合性が取れているでしょうか?一つ一つ動作確認して行きます。
先ずはDVDドライブ換装の原因ともなったDVD-RAMでしょう。
- DVD-RAM認識、マウント
- 先ずメディアを選り好みする現象が解消されたか?以前は「ディスクまたはレンズが汚れているため、書き込みできません。」、「ディスクをチェックしてください。」などと表示されて全く認識されなかったDVD-RAMを挿入。今度は全く問題ナシ。きちんと認識、マウントされ再生も問題なしです。
- DVD-RAMが書き込み保護ありになる、初期化できない
- DVD-RAMが認識されマウントできても、書き込み保護ありになってしまってHDDからダビング(コピー)できなかったり、初期化できないという現象が起きてました。DVDドライブ換装後は、この現象も解消されている事が確認できました。当然、HDD←→DVD-RAMの高速ダビング(コピー)動作も問題ありません。
という事で DVD-RAM は全く問題ありませんでした。やったね!
さて、他の DVDメディアでもチェックしましょう。
- DVD-VIDEO再生
- 市販のDVDソフトの再生です。問題なし。
- DVD-R/RW再生
- MacやRD-X1/X5で焼いたDVD-R/RWの再生です。問題なし。
- DVD-R焼き
- たぶん、これが一番の問題。少し古いファームウェアでDVD-R焼きが失敗したりしないか?特に最近一般的になってきた4倍速、8倍速対応のDVD-Rを使っても大丈夫だろうか?(高速焼き対応のDVD-R出始めの頃には、ファームをアップデートしないとドライブが故障するなんて話も聞きましたからねぇ・・・)
DVD-Rに焼くための素材をHDDにコピーして、台湾Acro Circle製8倍速対応のDVD-RでDVD-R焼きにトライ。その結果・・・ドライブが壊れた・・・って事もなく、無事DVD-R焼きが成功 v(^^)v。
と言うことで、RD-X1 の DVDドライブ換装成功です!メーカー修理なら数万円といったところ、3千円弱で修理完了。
今回の事から、
- RDシリーズのDVDドライブはPC用汎用品の中に代替可能なものがある。RD-X1 の DVDドライブとしては LF-D321JD の他に LF-D311F も使用可能。
- 想像だが、型番が少々異なっていても数字部分が同じであれば互換性がある。
- DVD-RAMドライブのファームウェアのバージョンも少々の違いなら大丈夫。
という事が言えると思われます。
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