メールソフトはどれがいいか?
Eudora ?, Penelope ?, Thunderbird ? それとも?
Mac OS を Leopard にしてから、今まで使っていたメーラー(メール・クライアントソフト)Eudora が今ひとつ不安定。Eudora は今後のサポート、エンハンスも期待できないことから他のメーラーに乗り換える事を検討している。ただし乗り換えるには幾つか条件が。
- Eudoraのメールボックス、アドレス帳、シグネチャ等のデータの移行ができること
- スパムメールのフィルタ機能を有し、それが有効に機能すること
- できるだけ長期に渡ってサポート、エンハンスが続けられること
候補に上げたのは、
- Penelope
(Eudora をThuderbirdベースのオープンソースに移行したもの。現在は Eudora 8.0.0β1(英語版)==Penelope 0.1a21 段階)
- Thunderbird
Mozillaオープンソースによるメーラー。現在は Thunderbird 2.0 がリリースされている。
- Leopard標準のMail
の3本。
先ず第一の条件。Eudoraからのデータ移行だが、これについては全て全滅。Eudoraのメールボックをインポートすると多くの日本語メールが文字化けを起して読めなくなってしまう。PenelopeはEudora との互換性を目標に掲げているが、Eudora 8.0.0βである現段階ではむしろ Thunderbird との互換性の方が高く、Thunderbirdのメールボックスがそのまま使える。
アドレス帳、シグネチャについてはインポートすらできない。と言うことで第一条件は選択条件にならないのだが、LeopardのMailはメールアドレスも Leopard標準のアドレスブックで管理する方式を採っており、Eudoraのアドレス帳のデータを書き写してていたワタシにとってはMailが一歩リード。
次の条件、スパムメールのフィルタリング性能。一時期ほとんど撲滅したのに、今は海外から発信されるスパムが増え、それも殆どがウィルス感染した個人のPCが踏み台にされて発信されている痕跡があるため、こちらでできる対策はメールフィルタだけだ。しかも文章ではフィルタに引っかかってしまうので全てのメール内容を画像ファイルにして送ってくる。かなり優秀なフィルタ機能がなければスパムメールの選別ができないわけだ。
しばらく試用してみたところ、少し学習させたら Leopard標準のMailはかなり高精度でスパムメールをフィルタリングできるようになった。Thunderbird はスパム学習について少し慎重すぎるようで、スパムがフィルタをすり抜ける事が多いように感じる。Penelope(Eudora 8.0.0β)はまだ試用期間が短いためフィルタ精度は良くわからない。
第三条件の長期サポートだが、MacOS を使い続ける限りは Mail。だが、多くのプラットフォーム、OSにリリースされている Thunderbird が有利だろう。Penelope は果してMacOS以外にも展開されるのだろうか疑問だ。
と言うことで現段階では Leopard の Mail が有力。だが、今後Eudoraのメールボックを文字化けなく引き継げる物が出て来れば、そちらになる可能性もある。もうしばらく併用を続けて様子を見てみよう。
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