Mac Pro でゲーム
ゲームソフトの互換性は?
Intel Mac になっても動かなくなったアプリは本当に少ないですねぇ。ちと面白みにかけるので、ゲームソフトならどうだ?って事で色々試してみました。
ゲームソフトは互換性については厳しいテストになるはずです。性能を稼ぐためには OS標準のドライバを介さずに自前でハード直叩きもしますので、CPUやビデオカードが変わると動かなくなるというのは良くある話。また、単に動くと言うのとゲームとして遊べるというのは、要求される実行性能レベルが桁違いだったりします。
とは言え、それほど多くのゲームソフトを持っているわけではないのですが。試したのは、
です。
DUNGEON SIEGE
プレイ中に異常終了する事が度々あって、途中で投げ出していたロールプレイングゲームです。Universalバイナリ化されていない PowerPCソフトなので、Rosettaによるエミュレーション動作になります。Microsoftホームページを探しても、Universalバイナリ化アップデートはおろかバグ修正すらリリースされていませんでした。
インストールして軽くプレイしてみたところ、動作に問題なく、また動きも滑らかで充分ゲームとして遊べるレベルでした。異常終了が起きるかどうかはプレイ時間が短かったので分かりません。
WAR CRAFT III
ストラテジーゲーム。段々レベルが難しくなって来て、また時間もかかるので、やっぱり途中で投げ出したゲームです。インストールしたては PowerPCバイナリなのですが、ネットワーク経由でアップデートされて Universalバイナリになりました。Intelネィティブで動作しているので、当然何の問題もなく動きます。23inchディスプレイのフル解像度でも非常に滑らかで、かつスゴク綺麗な画面なので、久しぶりにハマッてしまいました。
DIABLO II
PowerPCバイナリ、かつ元々MacOS-9のソフトで、MacOS-Xでは Carbonアプリになり何とかClassic環境でなくても動くようになっていたという物です。
インストールしようにもインストーラが MacOS-9アプリでして、先ずこれが動かずインストールする事ができません。しかし BLIZZARDのホームページから MacOS-Xネイティブのインストーラをダウンロードできるので、これを使えばインストールすることはできました。しかしオープニングムービーの後、スタート画面が出たところで表示が乱れ、その後は正常に動作しませんでした。最新パッチを当ててもダメでした。
SIMCITY 4
市長になって都市を作る有名なシミュレーションゲームです。PowerPCソフトなので、Rosettaによるエミュレーション動作になります。都市が発展してくると、動作が重くなってゲームをするには少々キツくなります。またゲームに支障があるほどではありませんが、画面描画がおかしくなる事がありました。
と言う具合で Intel Xeon+Rosettaと言えども、やっぱりゲームでの互換性には厳しいものがありましたね。しかし Rosettaでエミュレーションしているにもかかわらず、ゲームになるほどのパフォーマンスが得られるというのはスゴイ事ですね。8coreあっても Rosettaエミュレーションでは殆ど1coreしか使われていないようなので、Xeon5400(Harpertown)の単体性能がいかに高いかって事です。もし8coreフルに使うようなゲームが出て来たら、どんな事になるんでしょうか?オセロだったら、1手打っただけで瞬時に最終局面まで先読みされていたりして?
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