Ethernetケーブルを自作してみたよ
Category 6 は難しかった
インターネットは光(FTTH)になりLAN装置(ルーターやハブ)もGigabit Ethernet。ONU ━━ ルーター ━━ ハブ間のケーブルも Category 5e以上。でもハブから先には、まだ100Base用のEthernetケーブルを使っている物もある。それらも一応 Gigabit Ethernet なのだけど、スカパー録画用のNAS等はあまり通信性能を気にする必要もないだろうと思っていた。ケーブル長も短いので 100Base用でも問題ないでしょ?
しかしケーブル交換をやりだしたら、何だかアレもコレも交換したくなってきた。そうなると色々な長さのケーブルが必要になる。とりあえず 0.5m程の短い物から、1m程の物と、2〜3m程の物が欲しい。これらを別々に購入して来ると割高になってしまうので、Ethernetケーブルを自作してみることにした。
自作と言っても、EthernetケーブルとRJ-45コネクタを買ってきて、ケーブルを必要な長さに切ってコネクタを取り付けるだけなんだけどね。買ってきたのは 5m の Category 6 Ethernetケーブルと、Category 6 用RJ-45コネクタ(10個パック)。今まで100Baseのケーブルは自作したことがあるのでコネクタかしめ工具も持っているけど、Category 6は始めてだ。同じかしめ工具で大丈夫かな?うまくできるかな?
案の定、最初のうちは何度も失敗。RJ-45コネクタは8つのピンがあるのだけど、先ずそのピンに順番どおり線を入れるのが難しい。隣の線と入れ替わって入った事に気付かず、かしめてしまうと使い物にならないケーブルになってしまう。また、順番どおりに線を入れても、かしめてみたら1, 2本導通しないピンができてしまっていたり。半分くらいコネクタを無駄にしてしまった。
でも、そのうちだんだんコツを掴んできて、やっと失敗することなくコネクタを付けられるようになった。コツは「ケチらない事」だった。一番外側の被覆を剥く際に、最初はケチってコネクタより1〜2cm程度長くしか剥かなかったんだ。ケーブルの中には2本づつ縒ってある線が4組入っている。この線の縒りを全部真っ直ぐにして、Ethernetの規格で定められている順番どおり横一列に並べる必要がある。この時、指で線を何度もしごくようにしてやらないと、縒ってあった線にはクセが付いているので順番がうまく揃わないんだな。力を込めて線をしごくためには、ある程度線が長くないとダメなんだ。綺麗に線が揃うようになってから、根元の方を指で押さえて線の先の部分をニッパーで切る。指で押さえたそのままの状態でコネクタに差し込んで行くと、うまくコネクタに収まってくれるので、後は線が奥まで押し込まれている事を確認してかしめる。
苦労したけど、何とか目的の本数のケーブルを作ることができた。
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