Mavericksでも動作に問題ない様子

　既にproxyとしてNASに入れた Squidを使っているけれど、高速性で話題のdolipoも使ってみた。
　dolipo は polipo という名の proxyに MacのGUIを被せたもので、使い方は非常に簡単。

1. ここから dolipoをダウンロードする。現時点の最新バージョンは 1.0.8.3 だった。
2. ダウンロードした dolipo をアプリケーションフォルダへ入れて起動。すると Proxyに 127.0.0.1:8123 を設定するよう言われるので、指示どおりに設定する。
3. メニューバーに●に白いdのメニューアイコンが出ているので、ここから「Prefareces...」を選択。親Proxyとして Squidが動いている NASが設定されていたので、このチェックを外す。（二重にキャッシュしないようにするため）
   　Maximum Cache Size は、適当に 256MB程度にしておいた。

　これで設定は完了なのだが、dolipo は ~/Library/Application Support/dolipo/ 配下に設定ファイルやキャッシュを置くようだ。ウチでは Mavericks起動用の SSDは容量が少ないし、頻繁に書き換えが行われるキャッシュを SSD上には置きたくないという考えもあって、このフォルダを HDDに移動して ~/Library/Application Support/dolipo/ からシンボリックリンクを張るようにした。
　あ、あと Safariのキャッシュの無効化も必要だけど、これは既に済ましてある。

　使ってみての感想は、Squidとあまり変わらないか、若干速くなったような気がすると言った感じ。これはインターネット回線がFTTHで十分高速な事や、ワタシが良く見るホームページのサーバー能力も十分高いと言う事だろう。dolipo (polipo) は回線が細いような場合に効果を発揮するようだ。
　ただ、dolipo (polipo)のせいか分からないのだけど、Safariの動作がおかしくなってしまった。具体的には参照しているホームページを１つ前に戻す操作をするとハングしてしまう。一旦 Safariを終了して立ち上げ直しても直らず、Proxyを無効にしてもダメ。Safariメニューから「Safariをリセット...」することで何とか復旧したが、原因は不明。

　匿名性についてもチェックしてみたけど、dolipo (polipo) は極めて優秀で Proxyを使っている事が分からないという事だった。何も特別な設定をしなくても匿名性が確保できているというのは嬉しいね。

　dolipo は自分のマシンだけで完結して高速化でき、特にインターネット回線が細い場合には効果が高いことが魅力かな。一方、数人でインターネット回線を共用している場合には、NASなど別のマシン上に Squidを動かしてキャッシュを共用するのが良いのでは。また、Squid＋Polipoという組み合わせ（キャッシュするのはどちらか一方だけにする）にする事も可能なようだけど、既に十分速くなったから、これで良しとしよう。

内ト / Feb 10th, 2014 11:15 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]