ReadyNAS RN10200が不調に(5)
USB3.0接続もダメでした
ReadyNAS RN10200と裸族の集合住宅5bayをeSATA接続したら、動作が不安定で使い物にならなくなってしまったので、今度はUSB3.0接続を試してみました。結論から言えば、以下の理由からNGだと判断しました。
- RN10200は USB3.0接続の場合、eSATA接続とは異なり、裸族の集合住宅5bayを EDA500拡張ディスク装置とは見做さず、外部ストレージデバイス(外付けHDD)として認識する。
- 認識されるHDDは裸族の集合住宅5bayの最上段に取り付けたHDD 1台のみ。
- 外部ストレージとして認識されるためには、GUIDパーティションテーブルで事前にフォーマットしておく必要がある。ファイルシステムはHFS+をサポートしておりマウントすることができた。他にもUFS(ext2, ext3)やNTFS等もサポートしているのではないかと思われるが、試していない。
- eSATAよりは安定して動作するように思えたが、少し負荷をかけたらシステムダウンしてしまった。
以下にもう少し詳しく書いていきましょう。
先ず、HDDを未使用だと思わせるようゼロ初期化して裸族の集合住宅に入れ、RN10200とUSB3.0接続してみました。この場合は、全くHDDを認識せず、フォーマットすら行われませんでした。
次に、Macのディスクユーティリティで、GUIDパーティションテーブル、HFS+(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)でフォーマットしてから裸族の集合住宅に入れ、RN10200とUSB3.0接続したところ、
『外部ストレージデバイスが接続されました。』とメッセージが出てマウントされました。しかし、1パーティションでフォーマットしたにもかかわらず、容量が196.91MBと1.36TBの2つのストレージデバイスがマウントされてしまいました。どうやら1番目の196.91MBの方はMacでは見えない隠しパーティションではないかと。
デバイスのフォルダ構成を表示させると、
"media"という名前のフォルダ下に "USB_HDD_1", "USB_HDD_4" と言う2つの共有フォルダとして見えています。
1番目の容量196.91MBの"USB_HDD_1"フォルダは、容量も少ないし、隠しパーティションであれば使わない方が良いだろうと思い、アンマウントしました。(最初のシステム画面に表示されている、ストレージデバイス名の右にある▲をクリックすれば、アンマウントできました。)
で、こうなりました。この調子で、同じようにフォーマットした裸族の集合住宅5bayの2段目にHDDを追加したのですが、2段目以降に入れたHDDは全くストレージとして認識してくれませんでした。因に、Macに繋げば全てのHDDがマウントされましたから、裸族の集合住宅の不具合ではなさそうです。
つまり、5bayあっても最上段のHDDしか使えないという、実にマヌケな事になってしまったのでした。それでも、USB_HDD_4に対してI/Oベンチマークをやってみたりして少し使ってみた限りでは eSATA接続した場合に比べれば安定しているように感じられました。
そこで、RN10200本体のデータをUSB_HDD_4の方へバックアップさせながら、普通にファイルサーバとして使用していたところ、十数分ほどしたらハングしてしまいました。FrontViewは勿論、sshログインもできません。それどころかpingも通らないので、完全にシステムダウンしたようです。
RN10200側の問題なのか、裸族の集合住宅5bay側の問題なのか分かりませんが、とにかくこの2台を接続しての運用はNGだとの結論に至りました。残念。。。
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