壊れたファンを交換
止むを得ず通販でファンを購入
二週間ほどで早々に故障してしまったケース付属のファンを交換しました。交換用に購入したのは秋月電子通商の5V 25mm角Nidec製DCファン(1個¥100)です。近くのパーツ屋を探しても、25mm角5V DCファンは見つからなかったため、止むを得ず通販で購入しました。ただ、¥100のファンですので、これだけ買うのは送料の方が高くついてしまい、それは流石に馬鹿らしいので、ついでに他にも幾つかパーツを買い込みましたが。
交換したファンは静音タイプではないようで、少しうるさいです。しかし風量は壊れたファンよりあるようで、手をかざすと風が感じられます。これなら冷却効果も期待できるかも?現在UNIXbenchで負荷かけて様子を見ていますが、以前よりCPU温度が抑えられている感じです。
結果は良好。以下がCPU温度のグラフです。
CPUクロックは1.3GHzにオーバークロックし、下限設定なしにしてあります。最初の山はファン無し状態、CPU温度上限を80度に設定してUNIXbenchを実行した際のCPU温度で、75度辺りから温度が上がり下がりしています。この時、CPUクロックも上がり下がりしており、設定されたCPU温度上限を超えないよう調整している様子でした。次の山がファンを付けてCPU温度上限の設定を削除して実行した際のCPU温度です。温度が65度程度に抑えられており、ファンの冷却効果が現われています。またCPUのクロックダウンも起きなかったため、UNIXbenchのスコアも775.7から801.8へ上昇しました。
System Benchmarks Index Values BASELINE RESULT INDEX
Dhrystone 2 using register variables 116700.0 18543441.0 1589.0
Double-Precision Whetstone 55.0 3194.0 580.7
Execl Throughput 43.0 2414.7 561.6
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks 3960.0 232172.3 586.3
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks 1655.0 68112.1 411.6
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks 5800.0 631284.6 1088.4
Pipe Throughput 12440.0 1335259.5 1073.4
Pipe-based Context Switching 4000.0 187773.0 469.4
Process Creation 126.0 5518.5 438.0
Shell Scripts (1 concurrent) 42.4 4866.6 1147.8
Shell Scripts (8 concurrent) 6.0 643.8 1073.1
System Call Overhead 15000.0 2864574.2 1909.7
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System Benchmarks Index Score 801.8
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と言うことで結論は、
- オーバークロックするなら、充分にCPUが冷却されるようにし、CPU温度の上限を設定しないこと。
- CPUを充分に冷却できないなら、オーバークロックはしない方が良い。オーバークロックしても温度抑制のためCPUがクロックダウンするようで、性能はかえってダウンする。
と言ったところかな。
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