やっと風邪が回復。バイクに乗れるようになりました。

　ヘルメットを新調したと言うのに、しつこい風邪のおかげでバイクに乗れない日が続きました。やっと体調も戻りバイクに乗っても大丈夫なくらいになりましたので、新しいヘルメットで一っ走りしてきました。と言うことで、Arai ASTRO-IQの使用感です。

　今まで使っていたSHOEI Z-4と並べたところ。大きさはどちらもMサイズですが、かぶるとArai ASTRO-IQの方が窮屈な感じ。これはインナーパッドが新しいからでしょう。SHOEI Z-4も最初は窮屈な感じでしたから。そのうちインナーがヘタってくると丁度良い感じになって来ると思います。

　Arai ASTRO-IQのカラー「ブリティッシュダーク・グリーン」ですが、光が当ると緑色に見えますが、弱い明りの下では黒に見えます。もう少し明るい緑色だったらランドローバーっぽいのですが、ちょっと残念。

　走り始めると、これまでよりエンジン音が小さく聞こえたので遮音性は高いのかな？と思ったのも束の間、走行時の風切り音はSHOEI Z-4よりも大きいです。時速40〜50km/h辺りからボウボウという風切り音が聞こえ出し、速度が上がるにつれ、どんどん大きくなります。60km/hを超えた辺りからビュービューという高い音が加わり、80km/h以上の高速域になると自分のバイクのエンジン音が聞こえないくらいの騒音になります。

　風切り音は、このシールド取り付け部のカバー付近で風が巻いているのではないかと思うのですが、この部分を手で覆ってみても音が小さくなる感じはなく、風切り音の発生源が分からないので対策のしようがありません。

　シールドの着脱は非常に面倒。シールドには虫が張り付いたり、車が排出する油やススが付着するため外して水洗いしますから、着脱は簡単な方がありがたいのです。が、Araiのシールドはもう少し何とかならないものでしょうか。外すのも付けるのも、なかなかうまくできません。これについてはSHOEIのシールドの方が圧倒的に優れています。

　シールドを開ける角度調整は、Araiは無段階で、SHOEIはカタカタという数段階。まぁ、これは無段階だからといって特別メリットは感じませんね。殆ど完全に閉めているか完全に開けているかですから。また、デミストと言ってシールドを完全に閉めず、少しだけ開けておく機構がどちらにもあります。SHOEIの方はヘルメット側にレバーがあり、これをカチッと上げておくとシールドが完全には閉められないようになるという方式ですが、Araiは単にシールドを完全にはロックしないようにしてねという感じ。

　通気性はSHOEI Z-4の方が良かったですね。Arai ASTRO-IQは速度を上げないと風が通っている感じがしませんで、結構蒸れました。

　またArai ASTRO-IQにはエアロフラップと言って、顎の部分を（白い矢印の分だけ）引き出せるようになっています。下からの風の巻き上げを防ぐ効果があるのかも知れませんが、あまり効果は感じなかったなぁ。ちなみに、

SHOEI Z-4にもエアロチンカーテンという物があるのですが、これはオプションです。これが付いていると、下からの風の巻き上げが抑えられるのですが、ヘルメットを脱ぐときに鼻に引っ掛かって少々邪魔でした。しかも1〜2年でゴムが延びてデロデロになってしまい、こんな風になるともう殆ど効果が無くなってしまいます。

　と言うことで、コストパフォーマンスやカラーバリエーションではArai ASTRO-IQの方が上ですが、シールドの着脱、走行時の風切り音ではSHOEI-Z4の方が優れていると言った感じかな。まぁ色と価格で選んだのですから、しかたないですね。
　SHOEI Z-4はセンターパッドがダメになっただけでなく、見てのとおり他のインナーもかなりヘタっています。この後、不燃ゴミとして処分しました。（古いヘルメットの処分方法は、自治体によって違いがあるのかもしれませんが、概ね不燃ゴミ（無料）として出せば良いようです。）

内ト / Jun 11th, 2016 16:17 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]