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Super Multi DVD Drive(その3)

動作確認編


 ハード的には問題なく認識されているようなので次はソフト的な動作確認をしましょう。

DVD-ROM
MacOS-X 10.4 (Tiger) インストールディスクで確認。問題なくマウントされる。
CD/DVDブート
MacOS-X 10.4 (Tiger) インストールディスクからブート。問題なし。
DVD-Video
DVD映画ソフトを入れるとDVDプレーヤーが自動的に起動。最初にリージョンコードを設定すれば後の再生動作に問題なし。
音楽CD
自動的にiTunesが起動。再生、iTunesへの取り込みも問題なし。
CD-R,RW焼き
iTunesの環境設定、"作成" の設定項目の中にある "デバイス" で、このDVDドライブを選択しておく必要がある。そうすれば iTunes で問題なくCD-R,RWを焼くことができた。Toast 6でも問題なし。
DVD-R,RW焼き
マスタに設定してあるので iDVDでの使用も問題ないと思うのだが、私は専ら Toast 6 を使っているので Toast 6で動作確認。最適速度(AcroCircle製8倍速対応DVD-Rなので、おそらく8倍速)で書き込みしたら書き始め(リードイン書き込み)でドライブがエラーを返して焼き損じ、DVD-R が1枚パー。書き込み速度を落とそうにも4倍速までしか落とせなかった。しかし4倍速書き込みでは問題なし。
DVD-Rメディアにもよるだろうが、等倍速まで速度を落とせないと(台湾製など)品質が悪いDVD-Rの使用には注意が必要かもしれない。
DVD+R DL
2層メディアはまだ高価なんで、メディアが安くなったら試してみましょう(^^;)。
と、ここまでは全く問題なく使える事が分かりました。が、DVD-RAM はちょっと???な結果になりました。

 用意したのはサラのDVD-RAMディスクと、PRIME MEDIAのパチモンDVD-RAM。この PRIME MEDIA のDVD-RAM は一度も使っていないのにウチのHDD,DVDレコーダ(RD-X1)に入れると、
こんな具合に初期化すらできない物で、ディスク情報を見ると「書き込み保護:あり」になっているんです。

 DVD-RAMなのでリムーバブルディスク的な使い方ができる事を期待したんですがねぇ。サラのDVD-RAMを入れるとマウントされてFinderデスクトップには現れるのですが、こんな具合で読み出しのみ可能、書き込みができないディスクになっています。また、ディスクユーティリティを使っても消去、初期化をすることができません。これは PRIME MEDIA の方も全く同じ。
 結局 Toast 6 を使えば DVD-RW と同じような使い方、つまり初期化したり焼いたりすることができることが分かりました。しかしDVD-RAMの特徴であるはずの追記、上書き、部分削除などが出来なくて、ちょっとガッカリです。これじゃ HDD,DVDレコーダでDVD-RAMに録画した番組を Macで編集なんて望むべくもないです。
 これは多分 DVDドライブのせいではなくMacOS-X側の問題のように思えるのだけど、どうなんだろう?しかしDVD-RAM機能以外は全く問題なく Macでも使用できるようです。これで ¥6,800 なら充分お買い得だったんじゃないかな?


▼ この記事へのコメント ▼
DVD-RAMについての情報です。
タイムリーにもPMG4の光学ドライブ載せ替えを目論んでいたタイミングだったのでとても参考になりました。
で、純正のDVD-RAM対応ドライブで市販のDVD-RAMにアクセスしようとした結果、全く同じ状況でした。
それじゃあ、DVD-RAM以外のDVDに書き込みができないこのドライブの存在意義すら無いじゃんと思いながらテックインフォライブラリーを検索しまくっていたらOS-9での情報しかなくて、だったらOS-9ではどうなるのかとやってみたら、やっぱり書き込みは不可。
フォーマットは?と試すと、できたんですねぇフォーマット。
で、Mac OS 標準でフォーマットしてOS-9のままファイルをコピーすると・・・できました。
もちろん、読み込みも。これでこそDVD-RAMというものです。
さて、いよいよOS-Xでのテストに挑むと、これはもうあっさり普通に読み書きとも使えてしまいました。
その後、オークションでゲットした内トさんと同じドライブに載せ替えて同じテストを行ったところ全く同じ状況でした。
使用したメディアは正体不明のバルク品とパナソニック製のものと2種類でどちらも同様の結果でした。


結論
OS-XではUDFフォーマットは書き込みはおろかフォーマットすらできない、OS-9ではUDFフォーマットは書き込みはできないがフォーマットはできて、Mac OS 標準またはMac OS 拡張でフォーマットし直せば読み書き可能となる。
またOS-9でMac OS 標準またはMac OS 拡張フォーマットをしたディスクであればOS-Xでも使えるということ。
ところで、MDDってOS-9は使えたんだっけ?
個人的な意見としてはOS-XでUDFのディスクをフォーマットすらできないのが大きな問題だと思うが如何なもんでしょ?


さて、その後に気づいた点として、OS-9では買ったままのUDFフォーマットのディスクを入れると「読めません」とアラートが出るにもかかわらずOS-9上でできるUDFフォーマットを実行するとOS-9上では読み書きができるようになりました。
同じUDFじゃないのかい?
ちなみにこのディスクはOS-Xではやっぱり使えませんでした。
この状況は純正ドライブでは試していないことなのでいずれ機会があったらテストしてみたいと思っています。

長文、失礼。
文章のみで状況を表現するのはしんどい・・・

 その手があったか!と、私も試してみました。
 先ずは安直にクラシック環境でトライ。ドライブ設定を起動するものの、何ら対象デバイスが表示されず玉砕。
 と言うことで MacOS-9ブートで再トライ。MDD は MacOS-9ブート可能な最後のマシン。しかぁし、私のMDDはディスプレイカード、光学ドライブが入れ替えられていて MacOS-9ブートできるようにするまでが一苦労。
 何とかMacOS-9ブートできるようにしてから DVDドライブに DVD-RAMメディアを入れてみましたが、マウントさえされず。かつドライブ設定を使っても「未サポート」デバイス扱いで初期化、フォーマットなど何もできずでした。まぁMacOS-9時代には存在していなかった DVDドライブですから「未サポート」も無理からぬこと。これはサラのDVD-RAM、Toast 6や RD-X1 で一旦初期化した DVD-RAM、パチモンのPRIME MEDIA DVD-RAMのいずれをドライブに挿入した場合でも同じ結果でした。

 と言うことで、DVD-RAM を MacOS で使用できるよう HFS, HFS+ にフォーマットするには Appleが一時期正式採用していた純正DVD-RAMドライブが必要なようですね。MacOS-9で HFS,HFS+ に再フォーマットして DVDメデイアに Mac0S-9 ドライバを書き込まなければ Read/Write可能デバイスとして扱えないものと思われます。UDF のままでは MacOS は読み出し専用メディアとして扱う様子。
 これは MacOS-X での DVD-RAMサポートが不十分で、DVD-RAMメディアの初期化、フォーマットができないって事なんでしょう。と言うことで、「個人的な意見としてはOS-XでUDFのディスクをフォーマットすらできないのが大きな問題だと思う」ってのは全く同感。

 自分たちが一時的とは言え正式採用したドライブを全く使い物にならない状態にしてしまうのは問題だぞ。>Apple


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