Twilioのアカウントを取得してみました(2)
電話番号を購入しましょう
電話を受発信するためには、当然ながら電話番号が必要ですよね。と言うことでTwilioの電話番号を購入しましょう。無料アカウントでも電話番号は購入でき、有料アカウントにアップグレードするまで Twilio からのメッセージを聞かされることになりますが、ちゃんと受発信ができる電話番号です。
ダッシュボードの「番号を購入」をクリックすると、電話番号の購入画面になります。国は「Japan(+81)」を選択し、番号にはこんな電話番号が欲しいと思う数字を入力します(あまり長い番号だと検索しても見つからない事が多いので、2〜3桁程度を指定した方が良いかと)。電話番号は「050」から始まる番号になります。機能は音声通話ができれば良いので「Voice」にチェックを入れます。
ただ、SMS(ショートメール)を使いたい場合は、国は「United States(+1)」でなければならないようです(迷惑メールフィルタで海外からのメールはブロックされることが多いので、日本でSMSサービスが使えないのはちょっと残念)。
検索結果が幾つか表示されたら、その中から欲しい番号を選んで購入します。月額108円と表示されており、無料アカウントの間は支払う必要はないのですが、実際には課金されているようで、有料アカウントにアップグレードした段階で購入したポイントから支払われるようです。
購入したら、この電話番号の情報を設定するため「番号を設定する」をクリック。
設定と言っても、電話番号に分かりやすい名前を付けておく程度ですかね。ここではAlexaが発信用に使う電話番号であることが分かる名前を付けています。
これで電話番号の購入が完了、アクティブな電話番号に追加されていればOK。試しに購入した電話番号に電話をかけてみると、Alexaよりも「いかにも音声合成」といった感じの声を聞くことができるはずです。
以上で Twilio で電話の受発信を行う準備が整いました。あとは Twilio API を使ってAlexaアプリを作るわけですが、その際必要になるのが APIクレデンシャルです。Twilio の API を叩く(通信する)には、このAPIクレデンシャルの、アカウントSID と AUTH TOKEN が必須になります。クレデンシャルとは「ユーザ認証に用いられる情報」という意味で、アカウントSID と AUTH TOKEN の組でワタシ個人のアカウントを示しているわけです。なので、この情報は決して第三者に漏れないよう、しっかり管理する必要があります。
また、テストクレデンシャルは Twilio API を使ったプログラムが正常に動作するかを確認するためのクレデンシャルで、こちらを使っても実際に電話がかけられることはありません(当然課金もされません)。テストクレデンシャルを使ってプログラムの正常動作を確認したら、ライブクレデンシャルに切り替えると、実際に電話の受発信ができるようになります。
因に、有料アカウントにアップグレードすると、
こんな風に¥2,000分のポイントが購入され、ここから電話番号や通話料が支払われていきます。今はポイント残高が¥1,000未満になったら自動的にチャージする設定にしておきました。(と言うことは、Alexaから電話をかけるスキルが一応できたって事か?)
|