macOS Mojaveを味見
参照:macOS Mojave Patcher
残念ながら、もうMac Pro Early 2008での動作は諦めざるを得ないようだ
正式リリースは9月25日ですが、その前にパブリックβで試用してみました。
ダークモードは、確かに黒い。でもウィンドウ左上のクローズボックスなどの色はデフォルトでは原色の濃い色ですし、アイコンも以前と同じ眩しい色使いなので、何だかアンバランスな感じ。また純正以外のアプリは基本的に従来と同じ色使いですから、それが表示されるとかえって眩しく感じるかもしれないね。
Mojaveは仮想マシン上にインストールしました。
これまでサポート切れのMacにSierra, High Sierraをインストールできるようにするパッチを開発、提供してくれていたdosdude1さんですが、macOS MojaveでもmacOS Mojave Patcherをリリースしてくださっています。ただし、もうワタシの Mac Pro Early2008 で Mojave を動かすことは諦めた方が良さそうです。原因はビデオカード(GPU)。Mojave では Metal API をサポートしていないビデオカード(GPU)は動作対象外となってしまったのです。
Early-2008 Mac Pro (MacPro3,1) GPU support: When running Mojave, you CANNOT use a newer AMD video card EVEN IF it is a Metal-comptible card and is supported in Mojave. The newer AMD drivers used in Mojave require the SSE4.2 instruction set, which the MacPro3,1 does not support. There is no way around this at this time. Your only GPU upgrade options for MacPro3,1 systems are nVidia cards, which work perfectly fine.
ワタシはAMD Radeon HD 6870を使用しているのですが、これではダメ。Metal互換のビデオカードは、AMDなら R9 (HD 7000)以上、nVidiaなら Geforce GTX 4xx以上だそうで、Mac対応EFI搭載の製品なんてバカ高いか入手困難でしょ?仮に Metal互換のビデオカードに替えるとしても、Mojave の AMDドライバには SSE4.2 というIntelのSIMD命令セットが使われており、Mac Pro Early 2008 の Xeon5400(Harpertown) にはこの命令セットが無いので、AMDのビデオカードではダメ。つまり nVidia のビデオカード(*1)に替える必要があるのです。そこまで投資して Mojave をインストールして延命させても、また1年後には新しい macOS が出て、何か理由をつけてサポート対象外になる古い機種やハードウェアが増えて行くのでしょう。
この Mac Proも10年使ったので、もう元は取ったと思って新しいMac購入に向けてお金を貯める方が良いかもね。
Mojaveが正式リリースになれば、El Capitan(10.11)のサポートは打ち切りと思った方が良いでしょう。サポートされるのは Sierra(10.12), High Sierra(10.13), Mojave(10.14) の3世代。今のHigh Sierraがサポート切れになるのは2020年頃。それまでにMac購入費用貯まるかな・・・
(*1):Windows用の nVidia Geforce GTX680 のファームウェアを Mac のEFIブート対応に書き換えたものあたりが狙い目かな?
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