鉛蓄電池サルフェーション除去装置(Battery Desulfator)が壊れた
コレ、たぶん効果ないです
最近色々な物が次々に壊れるんですが、鉛蓄電池のサルフェーション除去装置(Battery Desulfator)も壊れちゃいました。これは2021年の12月に買ったものです。症状は、バッテリーに繋げてもウンともスンとも言わないという状態。本来なら8セグLED表示が点き、暫くするとパルス発振が始まってチーチーって音がするのですが、LED点かないし何の発振音も聞こえません。
毎年冬になるとバイクのバッテリーを下ろしてきて春まで繋ぎっぱなしにしていたのですが、つい最近バッテリーが逝ってしまって(数日でセルモーターを回せないくらいに放電してしまう)交換となりました。バッテリーは5年前に購入した物なので、まぁ良くもった方ではありますが、冬の間にサルフェーション除去してリフレッシュできていたかどうかは怪しいですね。その際、このサルフェーション除去装置(Battery Desulfator)を繋いでみたら壊れている事を確認したと言うわけです。
まぁ最初から眉唾物だと思っていましたし、修理するほどの物でもないのですが、とりあえずバラしてみました。中の基盤はこんな感じ。何だか別の製品(充電器?)を流用して作ったって感じがしますなぁ。基盤裏側には「PL04C BATTERY PLUSER」って書いてありました(PLUSER って何だよ?PULSAR と間違えてる?)。
プラス側の赤いコードは右上の T2 って所に繋がっています。マイナス側は中央下の T5 という所。左下に2個あるコンデンサは、おそらく高周波(パルス)だけを通すためのカップリングコンデンサで、その右にあるダイオード、ヒューズ(FUSE)を通ってマイナスへ繋がっています。ヒューズは切れていませんし、コンデンサの短絡もありませんでした。
プラス側(T2)は、その上のダイオードを通り電源回路へという流れかと思います。ダイオードの左にあるのが「LM317M」というレギュレータICだと言うことは分かったのですが、これの INPUT に電圧が来ていませんでした。その下にも似た形の物があり、INPUTはコイツから供給されるようなのですが、これには「12N20」と書かれているだけです。おそらく MOSFET だと思うのですが、だとしたら多分これがスイッチになっていて、コイツがオンにならないとレギュレータICに通電されないという仕組みかと思われます。じゃあ、コイツをオンにするためのゲート信号は何処から来るんだって言うと、その下側のダイオード(ツェナーか?)みたいなのがあるゴチャゴチャした回路の方へ行っております。こうなると、ちょっと回路を追うのは難しそう。
また、8セグLEDの右側にあるのは型番も何も印刷されていない謎チップです。こいつから何か制御信号が出ているのだとしたらお手上げですね。
と言うことで、何が原因で動かなくなってしまったのか?結局分かりませんでした。まぁ頑張って修理してもバッテリー延命には効果なさそうだし、諦めて廃棄しましょ。
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