ヘルメットに思うこと
ただいま新しいヘルメットを物色中
転倒で傷が付いたヘルメット、ふと気付けば5年近く使用している。そう言えばシールドの表面コーティングは剥げてきてしまって前が見にくくて仕方がないので、マイクロコンパウンドで磨いて全部剥がしてしまった。インナーはヘタって頭とメットの間の隙間が多くなっている。交換時ということだ。
今のヘルメットはSHOEIのSYNCROTECと言うもので、最大の特徴はフェイスプレートを開けられると言うこと。これにより眼鏡をかけたままでヘルメットをかぶる事ができる。しかし今は眼鏡なし生活なので、もはや大きなメリットとは言えない。時折サングラスをしてヘルメットをかぶる時に楽だという程度。
反対にデメリットは、
- 少々高価
- フェイスプレートを上げた状態でロックするためのノッチが折れやすく2年程度でダメになった。
- 風切り音が大きめ
本当は Schuberth(シューベルト)のヘルメットが欲しいのだが、このメーカーのヘルメットは日本の規格に適合しないのだそうで、日本の公道では使用できない。のみならず、このヘルメットを使って万一事故となった場合、保険金の支払いが拒否される場合もあるとの事。よって日本に販売代理店は無く入手は極めて困難。売っているバイクショップ等はまず無く、どうしても欲しい場合は個人輸入、または輸入代行業者に依頼することになる。当然、関税、Shipping等で割高になってしまう。
Schuberth のヘルメットが日本の規格に比べて劣っている製品なのかと言うと、とんでもない。ここのヘルメットは F1 のシューマッハ兄弟、ニック・ハイドフェルドが使っているほどの品質だ。Euro規格適合の一級品なのだ。
ホームセンターなどでよくこんなヘルメットを堂々と売っていて、原付スクーターにゲタ履きTシャツで大股広げてアホな乗り方している奴が顎ひもも締めずにかぶっていたりする。そんな様子を見るたび「奴は近いうちに死ぬな・・・」と思うし、万一の転倒時に顔、特に顎を全く保護できないヘルメットが規格適合だと言い Shuberth のヘルメットが規格非適合だと言う日本の法律、役所の無能ぶりに腹が立つのだ。
実は今のヘルメットの購入時にも Shuberth製を検討したのだが、そんな理由で諦めざるを得なかった。状況は5年経った今でも全く変わっていないというわけだ。
結局、今回も ARAI か SHOEI あたりの物を買うことになるのだろうか。無難な選択ではあるが、強烈に訴えかけて来るような機能、特徴などの魅力に欠け、今一つ食指が動かないのだが・・・
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