熊野古道ツーリング(その12)
伊勢参り
足が限界だと軟弱な理由で、二日目は熊野古道歩きは止めて伊勢神宮に行ってみることにした。と言うことで、国道42号線を昨日と逆方向に戻る。
途中、このように熊野古道ツヅラト峠口の標識がある。国道から3km以上入ったとこからが熊野古道ツヅラト峠登り口になるのだろうか。登り口まで徒歩で1時間くらいはかかりそうだな。元気と根性があれば行っていたかもしれないが・・・
ツヅラト峠コースには並行して荷坂峠コースがあるのだが、実は荷坂峠コースの大半は今走っている国道42号線沿いを歩くことになる。紀伊半島の険しい地形故に道路を作れる場所が限られてしまい、かつての街道の上に現在の国道42号線が作られる事になったためだ。よって荷坂峠コースはバイクで走破したと言えなくもない(屁理屈^^;)。
伊勢神宮に到着。伊勢神宮には内宮(ないくう)と外宮(げくう)があって、最初にお参りする人は外宮からという習わしらしいが、信仰心のカケラもないワタシはそんな事知る由もなく、単に帰り道に近い方と言うことで図々しくも内宮の方へ。さすがGWで、神宮近くの駐車場は満杯。五十鈴川河川敷の臨時駐車場に停めさせられることになった。臨時駐車場で車両整理をしていたオジさんと「静岡から一人で来たの?」、「浜松の凧揚げ見に行ったことあるよ」、「ここも人手が多いけど、きっと浜松も人であふれ返ってますよ」などと会話して、伊勢神宮へ向かう人の流れの中に入って行く。
GWだから仕方ないのかも知れないが、すごい人手である。参道は左右に色々な店が並び、すっかり観光地化している。参道を抜け、やっと伊勢神宮に着き、入り口で案内パンフレットをもらう。ここが一の鳥居か。
正宮に到着。写真を撮ってもいいのはここまで、これより先は撮影禁止。奉られているのは天照大神。日本最古の神様と言うわけか。これより先には入れないし、白い幕が架けられて中を伺うこともできないのだが、正宮のお社は金箔が張られた見事なものらしい。しかし、正面からはその姿を見ることができない。
横、あるいは裏手の方からかろうじて金色の屋根を見ることができる。下の方は塀に囲まれていて全く見えない。せっかく来たのに残念だなぁ。
<続く>
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