睡眠時無呼吸症候群(SAS)
不眠症がひどいと思ったら、実は睡眠時無呼吸症候群(SAS)でした
最近、不眠症状がひどくなってきた。主な症状は、
- 夜中に突然目が覚めてしまう。だいたい1時〜3時が多い。
- 目が覚めた後、朝まで殆ど眠れない。
- たとえ眠れても、1、2時間もすると、また目が覚める。
- 目が覚めたとき、足がつっていたり全身の筋肉が硬直状態で汗びっしょりになっている事がある。
- 首を絞められたように息苦しくて目が覚める事もある。
- 朝になっても熟睡感が全くない。(まぁ実際殆ど寝てないのだから当然)
- 寝ても身体の疲れが全く取れない、非常にダルい。
- 朝方に頭痛がすることもある。
- 昼間は仕事をしていても眠いしダルいしで、全然仕事に集中できない。
- 夕方になると、もう何も考えられないくらいパニック的な気持ちになってくる。
と言うわけで週末は殆ど休養に費やしており、昼寝をすることで何とか睡眠不足を補っているような状態である。こんな状態が、ほぼ毎日。もう数ヵ月くらい続いているのである。
まぁ、もともと自律神経失調症であり、以前から時々不眠症状が悪化することはあった。加えてこの2年間は毎年今までとは全く違う未経験の仕事をさせられてきたのだから、ストレスも増えた。症状が悪化しても当然という程度にしか考えていなかった。
ところが、嫁さん曰く
- 最近イビキがひどくなった。
- イビキをかいていたかと思うと突然静かになり、突然グハッと息をしだす。そして、またイビキをかきだす。
と言うことなので、これは最近良く言われている「睡眠時無呼吸症候群」略してSASと呼ばれるものなのではないか?と思い始めた。そう思ってSASについてネットで調べてみたら、どうも私の症状ことごとく当てはまるようなのである。
で、病院に行ったところ、自宅で就寝中に呼吸停止が起きているか検査するための簡易測定機器を借りて調べることになった。借りられたのはフィリップス・レスピロニクス社製の簡易携帯PSG「STARDUST」という測定器だった。この測定器は、鼻にチューブと人差指の先にセンサーを取り付けて眠り、眠っている間の呼吸や血中酸素量を測定して記録するものらしい。これによって、呼吸が止まっているか、身体が酸欠状態になっているかを調べてSASであるかを判定するのである。とは言っても、これは簡易測定器であり、これでハッキリした結果が得られない場合は、脳波も含めて測定するために一泊入院して調べるという事になるらしい。
そして、ここ数日ますます不眠症状がひどくなってきた。もう身体が限界っぽいので、今日は会社を休むことにした。そして土曜日に結果を聞きに行く予定を早めて、今日検査結果を聞いてきたのであった。
その結果はクロ。もう一泊入院して調べるまでもない、完全にSASであるという結果だった。
「中枢性」と言う脳の呼吸中枢の働きの異常による呼吸停止が23回発生、最高で37.5秒の呼吸停止、平均で19.1秒の呼吸停止。「閉塞性」という気道が塞がることによる呼吸停止が124回発生、最高で71秒の呼吸停止、平均で29秒の呼吸停止。
血中酸素濃度は平均95、最低81。この値は普通に起きて呼吸している時は97とか98あるもの。
そしてAHIという1時間あたりの無呼吸/低呼吸指数が40.3だった。この値が40以上の場合、即治療を開始すべきレベルだとの事だ。
かなりショックな結果である。治療と言っても、寝るときにマスクに圧力を上げた空気を送り込む装置を装着するというものが主流なのだそうだ。そんな物を装着して眠れるものではなかろう。さて、どうしたものやら・・・
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