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kinput2 MacIM

iBook G4の環境をサラから作っていて、未だ出来上がっていないものがある。それがX-Windowの日本語入力環境だ。


 iBook G4 には各種ソフトをサラの状態から作り上げているのだけど、X-Window (UNIX)環境の日本語入力が未だFIXしていない。MacOS-X では日本語かな漢字変換には "EGBRIDGE15" を使っているのだけど、メニューバーに出てくる入力モードのアイコンが "ことえり" のものと似ていて紛わしいので、"ことえり" の方は使用しない(システム環境設定の「言語環境」→「入力メニュー」で "ことえり" のチェックを外す)ようにしている。
 一方、X-Window (UNIX)環境の方では、canna や wnn などディスク容量を食うものを入れたくないので、kinput2 で MacIM、すなはち "ことえり" を使うようビルドした物を入れている。(過去記事参照)しかし、"ことえり" は使用しない設定になっているので、全くかな漢字変換や日本語入力ができない状態に陥るのだ。もちろん "ことえり" を使用可能にしておけば問題ないのであるが・・・

 ベストは kinput2 から "EGBRIDGE15" を使えることである。同じ事を考える人はいるもので、kinput2.MacIM にパッチを当てて、"ことえり" だけでなく "ATOK16"、"EGBRIDGE14" を使えるようにしたと言うのだ。パッチは ここ から入手できる。が、残念ながら私のところは "EGBRIDGE15" だ。これが原因か、いまだ成功していない。一応、作業手順をまとめておくと、

  1. ここから kinput2 のソース"kinput2-v3.1.tar.gz" をダウンロードする。
  2. 園田氏のホームページ から "Kinput2.fix4.macim.0.2.patch.gz" をダウンロードする。
  3. 「X11 for Mac OS Xでことえりを使う」 から "kinput2-v3.1-macim-20040417.patch.gz" をダウンロードする。
  4. ここ から、"kinput2-v3.1-macim-20040417 リソース対応パッチ (2004/08/01)"("kinput2-macim-20040417-res.patch.gz")をダウンロードする。
  5. 上記4つのファイルを同じ場所に置いて解凍する。
    
    $ zcat kinput2-v3.1.tar.gz | tar xvf -
    $ gunzip Kinput2.fix4.macim.0.2.patch.gz
    $ gunzip kinput2-v3.1-macim-20040417.patch.gz
    $ gunzip kinput2-macim-20040417-res.patch.gz
    
  6. パッチを当てる。
    
    $ cd kinput2-v3.1
    $ sed -n -e '143,549p' -e '581,$p' ../kinput2.fix4.macim.0.2.patch | patch -p1
    $ patch -p0 <../kinput2-v3.1-macim-20040417.patch
    
     ここまでは前回の "ことえり" 用kinput2 を作るためのパッチ当て方法と同じ。
  7. もう1つパッチを当てる。
    
    $ patch -p1 <..kinput2-macim-20040417-res.patch
    
     これで "ことえり" だけでなく、ATOK16、EGBRIDGE14 が使えるようになると言う。上記のようにパッチ当てしたところ、2, 3のファイルでパッチ当てが失敗した様子で、リジェクトされた内容を示すファイル(.rej) が作成されている。しかし、失敗箇所はコメントだけであり実コードに問題はなさそう。と言うことで細かい事は気にしないで、いつものように強行突破する。
  8. ビルドする。
    
    $ xmkmf -a
    $ make
    
  9. インストールする。
    
    $ sudo make install
    
     これで "/usr/X11R6/bin/kinput2" にインストールされる。既に kinput2 をインストールしてある場合は、古いものをバックアップしてからインストールするのが安全だろう。
    
    $ cd /usr/X11R6/bin
    $ sudo cp -p kinput2 kinput2.old
    
  10. 動作確認する。
     以前の記事にもあるように "~/.Xresources""~/.xinitrc" を編集して X-Window を起動し kterm を動かす。そして Cmd-Space を押して日本語入力モードにして、かな漢字変換が正常に行われるか確認する。うまくいけば、メデタシメデタシなのだが・・・
 EGBRIDGE のバージョンが 14 でなく 15 である事が原因なのかと思い、EGBRIDGE14 用のリソースファイル("kinput2-v3.1/cmd/Kinput2-EGBRIDGE14.ad")を編集、EGBRIDGE15 に書き換えてからビルドしてみたが、ウチのトコでは全くダメダメで全く日本語入力ができなくなってしまう。EGBRIDGE どころか "ことえり" が生きている状態でもダメなので、何かパッチ当てに問題があるのかもしれない。と言うわけで、いまだ試行錯誤中なのである。


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