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CodeWarrior製品販売終了

参照:メトロワークス


メトロワークスから葉書が届いた。CodeWarriorの製品販売を終了するそうだ。


 メトロワークスの CodeWarrior と言えば、Macintosh の CPUがモトローラのMC68000シリーズから PowerPCに変わったとき、いち早くPowerPCネイティブコンパイラをリリースし、その後 MacOSの標準開発環境となった言語処理系だ。
 Macintosh の言語処理系は最初PASCALだったが、その後はC言語に移り THINK C などが良く使われていた。私も THINK Cの時代から使い始め、その後 CodeWarrior に移ったのだった。あまり有意義に使ったとは言い難かったが、多少は自分でプログラムを作ったりもした。CodeWarrior の特徴の1つに豊富なフレームワークが揃っていることがあり、GUIなどはオブジェクト指向プログラミングによる柔軟なプログラミングが可能だった点がある。残念ながら当時の私は GUI部分もほぼC言語onlyで書いており、かなりドロ臭いプログラミングをしていて、CodeWarriorのフレームワークには全く手を付けていなかった。
 実際 Mac のプログラムってものは、その洗練された外見とは裏腹に相当ドロ臭いものだったのだ。例えば Macのアプリは起動するとたいていはウィンドウを開いたりするが、このウィンドウを開く処理は勿論、ウィンドウを構成する基本パーツ、例えば左上隅にあるクローズボックス、右下隅にあるリサイズボックス、右側や下側にあるスクロールバーなどを描く処理も全部自分でプログラムを書いて行わなければならないのだ。そしてマウスクリック、キー押下などのイベントに対応する処理も全部プログラミングするのだ。
 これはプログラム次第では勝手な動きをするプログラムも作成可能だって事を物語っている。それでもMacのプログラムが殆ど同じ操作体系を保ってきたのは Appleによって Human Interface ガイドラインがきっちり定められており、それに従わないプログラムが Macコミュニティによって排除されたり批判されたりという文化が形成されていたからだと言えよう。

 今ではお金を出して開発環境を買わなくても MacOS-X には恐ろしく強力な開発環境が付属している。gcc、Interfaceビルダ、Xcodeなどだ。UNIXのオープンソースも殆ど問題なくビルドできるし、GUIを扱うMacOSプログラムにも Objective-C, Cocoaフレームワーク、Interfaceビルダ等の素晴らしい開発環境が整っている。CodeWarrior の製品販売の終了も無理からぬ事だ。1つの時代が終わった。


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