Topic Category
Link Category
最新:06/27 15:27
最新:07/28 16:47
fontconfig
参照:Fontconfig
Tigerにアップデートしたらfontconfigが少しおかしいのでインストールしなおしてみた。
Tigerにアップデートした際、一緒にX-Windowもアップデートしたのがいけなかったのか?どうもfontconfigの動作が今までと違うような感じ。fc-list でフォント一覧を出すと表示されるフォント数が少なくて、今まで使っていた Monacoフォントなどが含まれていないし、日本語のフォントも無いんだ。おかげで mlterm の設定が効かなくて妙なデッカイ字で表示されてしまう。
fontconfig の設定ファイルは "/etc/fonts/fonts.conf"
にあるので、これを確認したけど特に問題はなさそう。フォントキャッシュを作り直せばいいかな?と思ってやってみたけど、これもダメ。
しかも今は存在していない変な libexpat をリンクしようとしているので、いっそ作り直してみましょう。
手順は以下のとおり。
ソース一式を入手する。
ここ からソースをダウンロードする。現在の最新版は "fontconfig-2.3.2.tar.gz"
だった。
解凍する。
$ gzcat fontconfig-2.3.2.tar.gz | tar xvf -
$ cd fontconfig-2.3.2
ビルドしてインストール
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
特に configure にオプション指定しなくても大丈夫なようだ。
設定を確認、変更する。
"/etc/fonts/fonts.conf"
ファイルを見ると
<!-- Font directory list -->
<dir>/usr/share/fonts</dir>
<dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts</dir>
<dir>~/.fonts</dir>
となっており、これにはMacOS-Xシステムが持っているフォントが含まれていない。これらのフォントもfontconfigで管理して使えるようにすべく以下のように記述を追加する。
<!-- Font directory list -->
<dir>/usr/share/fonts</dir>
<dir>/Library/Fonts</dir>
<dir>/System/Library/Fonts</dir>
<dir>/usr/X11R6/lib/X11/fonts</dir>
<dir>~/.fonts</dir>
なお、"/etc/fonts/fonts.conf"
ファイルの編集はroot権限で行う必要がある。
"/etc/fonts/fonts.conf"
を編集するのではなく、"/etc/fonts/local.conf"
ファイルを作成、編集する方が良いとする意見もある。
フォントキャッシュを作り直す。
$ sudo /usr/local/bin/fc-cache -f -v
この後、fc-list でフォント一覧を表示させてみてヒラギノなど含んだ多くのフォントリストが表示されればOK。
私のところでは、これで全部のフォントが扱えるようになり mlterm も今までどおり動くようになった。
2005 calendar
最新:08/15 17:19