PowerMac G5 代替機
初期不良で起動不能に陥っていた会社の PowerMac G5 だが、一昨日代替機が届いて昨日までで移行作業が終わった。
突然のカーネルパニック発生以後、起動不能に陥っていた会社の PowerMac G5。ようやく代替機が届いたので移行作業に追われていた。
壊れた PowerMac G5 でも電源投入時にTキーを押してターゲットディスクモード(外付けFireWire HDD化)にすることはできたので、この状態でデータのサルベージ、移行を行った。"/usr/local" など手作業で移す必要があるものも、これなら単なるディスク間のコピーであり簡単にできる。
一通りデータ移行が終わったので、初期不良 G5 を返却する前にハードディスクを初期化しなければならない。それも単なる初期化ではなく、全セクタをゼロで書き潰す必要がある。そうしないと社外秘、顧客情報などがサルベージされてしまう可能性があるからだ。外付けFireWire HDDとしてマウントしたままディスクユーティリティで初期化を試みた。
PowerMac G5の内蔵HDDは160GBあり、これをゼロで書き潰そうとすると数時間かかる。そのため夜の間にやらせておこうと思い帰宅した。翌朝、出社したところ初期不良 G5 は電源が落ちていた。初期化は半分も終わっていない。再度ターゲットディスクモードで起動させ初期化を試みたが、1時間ほどで電源が落ちてしまう。そしてターゲットディスクモードでも2度と起動できなくなった。どうやら電源を入れる度どんどん壊れていったみたい。
仕方がないのでハードディスクを抜き出し、新しい G5 の方へ2台めのディスクとして取り付けて初期化を行った。この方法だと1時間ほどでゼロ書き潰しが完了した。
新しい PowerMac G5 は今のところ順調に稼働している。もしかしたら PowerPC を搭載する最後の PowerMac になるのかもしれない。来年には Intel Pentium に変わった PowerMac が発売されているのかもしれないからだ。
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