diskutil で DVD-RAM を料理する。

　diskutilコマンドを使えばDVD-RAMをフォーマットできることが分かった。ところで、diskutilコマンドの第１パラメタに "eraseDisk" を指定したときの記述形式は、

diskutil eraseDisk FORMAT DiskName [OS9Drivers] DeviceName

なのだが、FORMAT（ファイルシステム形式名称）に何が指定できるのか？実のところ diskutil の manページを読んでみても

FORMAT The format parameter of erase and partitioning (and RAID creation) is the filesystems name. You can determine this name by looking in the /Sys- tem/Library/Filesystems/<fs>.fs/Contents/Info.plist. Some examples include HFS+, HFS, JournaledHFS+, UFS, MS-DOS, etc.

としか書いてない。なんじゃこりゃ。自分で "/System/Library/Filesystems/" 内を調べろとな？なんと不親切なこと。仕方ないので、言われるままざっとローカルファイルシステムとして使えそうなものを調べてみた。

FORMAT	意味
HFS	MacOS標準
HFS+	MacOS拡張
Journaled HFS+	MacOS拡張 (ジャーナリング)
Case-sensitive HFS+	MacOS拡張 (大文字と小文字を区別)
Case-sensitive Journaled HFS+	MacOS拡張 (大文字と小文字を区別/ジャーナリング)
MS-DOS	MS-DOS File System
MS-DOS FAT12	MS-DOS File System (FAT12)
MS-DOS FAT16	MS-DOS File System (FAT16)
MS-DOS FAT32	MS-DOS File System (FAT32)
UDF	Universal Disk Format
UFS	UNIX File System

Journaled HFS+ のように間に空白文字を含んだフォーマットを指定するときは、

diskutil eraseDisk "Journaled HFS+" MacDVD /dev/disk3

とダブルクートで囲んで指定すれば良い。Windowsとデータやり取りするためのDVD-RAMを作成するためには "MS-DOS FAT32" を指定してフォーマットすれば良いわけだ。

　さて、上記の中に "UDF" がある事に気付いただろうか。DVD-RAMディスクを diskutil を使って UDF で再初期化、フォーマットしなおしたらどうなるか？非常に興味が湧くところである。と言うことで試してみたのだが、結果はＮＧ。diskutil 自体はフォーマット指定に UDF を受け入れて DVD-RAMディスクを再初期化してしまうのだが、そうして出来上がったDVD-RAMディスクは MacOS-X にマウントされもしないし、ウチのHDD,DVDレコーダ(RD-X1) でも再初期化しない限り使用できないディスクとして扱われてしまう。サラのDVD-RAMディスク(UDF)状態に戻せるというわけではないし、まして MacOS-X で読み書き可能な UDF にできるわけでもないようだ。

内ト / Jul 13th, 2005 19:52 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]