iBook G4のHDD換装(その2)
いよいよ最大の難関「殻割り」
ATA(IDE)インタフェースのHDDが供給されなくなるって情報は、ここ(/.)でも書かれてます。この中で言われているとおり、S-ATAしか入手できなくなっても、変換アダプタなる物を使えばATA HDDとして使えるわけですが、そんな芸当ができるのも筐体内に余裕があるタワー型デスクトップならでは。ノート用の 2.5inch HDDでは、そんなアダプタをかませる空間の余裕がないですからね。と言うことで、今のうちに買っとけって思った次第なのです。あ、でも空間の余裕が無いってのはiMacあたりでも言えるか?
最大の難関がケーストップを外す殻割り作業。使わなくなったカード等を挿し込んでハメ込みになっている箇所をパコンパコンと外して行くのです。バッテリーケースあたりは簡単、と思ったのですが実はインナーフレームにハマっているので、そこを外すのがちょっと面倒。また奥側のヒンジ部分から左右の角にかけた箇所が外れにくく、少し難義しました。
トップケースはトラックパッドとスピーカーがケーブルでマザーボードと繋がっているので、コネクタ部分を断線に注意して外します。
これで殻割り完了。次はアルミカバーを外す作業。細かいネジが十数本。しかも2種類使われていました。どこがネジ留めされているか良く記録しておくことが肝心で、と言うのもトップケースと共締めになっているネジ穴もあるからです。組み上げるとき、そんなネジ穴をこの段階でネジ留めしてしまうと、トップケースをネジ留めしようとして「ありゃネジ穴が塞がっている」と言うことになります(と言うか、1回やってしまった^^;)。そうなると再び殻割りですから。
アルミカバーが外せました。やっとHDDと御対面。押さえのバーと、向こう側2本のネジを外し、HDDをそっと持ち上げます。フラットケーブルをコネクタから抜くと、
はい、HDDが外せました。側面にトルクスネジ4本があるので、これを外します。トルクスネジで金属マウンタに留めているのかと思ったら、そうでもなく、ネジの頭が金属マウンタのゴムブッシュに挿し込まれているだけでした。制震のためなんでしょうね。
新しいHDDに交換したところ。あとは逆の手順で組み上げていくだけ。
組み上がったら、Leopard DVDからブート、ディスクユーティリティでパーティションを作成して Leopardをインストールします。1時間くらいかかるので、その間に取り外したHDDを外付けFireWireケースに移しておきました。Leopardのインストールが完了したら、初回ブート時にこれを接続して環境を移行させるのです。
と言うことで、無事に大容量HDDへの換装作業が完了。おかげさんで、まだ120GBくらい空いています。ところで、この160GB HDDですが、けっこう熱を持ちますね。左手パームレスト部分やHDD下になるiBook底面はかなりホッカホカです。冬は温かくていいけど、夏は不快になりそうなくらい。HDDの寿命は熱で左右されるって言うんだけど、大丈夫かしらん・・・
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