ニキータ
iPod touchの中を覗いて見たら
MacWorld Expo.では何の発表もされなかったのに、iPod touch の容量を倍にした iPod touch 32GBがコソッと発表、即日販売開始になってますね。実はワタシの iPod touch 16GB、もう殆どイッパイなんですけど・・・(^^;)。
iPod touch を Disk for iPhone で中を覗いてみたところ、Nikita という見慣れぬフォルダが出来ていました。中には "nikita.zip" というアーカイブファイル(9,713byte)が1つだけ。これを解凍してみたところ、
Manifest.plist
Manifest.plist.p7b
nikita_receipt.plist
nikita_receipt.plist.sinf
という4つのファイルが出て来ました。どうやらコレが「iPod touch 1月のソフトウェア・アップグレード」で新しく追加された5つのアプリケーションをアクティベートするキーの正体のようです。
iPod touchソフトウェアVer.1.1.3 には公式アプリケーションをアクティベートするDRMシステムが組み込まれているらしく、今後 iPhone, iPod touch用SDKを用いて作成されるアプリケーションもこのDRMシステムに準じたアクティベートキーが必要になるのではないかと想像されます。これは特に iPhoneではセキュリティが重要な要素になるわけで、やたら勝手にアプリケーションをインストール・実行できるようになっては困ると言う事情があるからなのでしょう。このDRM認証システムによって、Appleがアクティベートキーを発行していない悪意あるプログラム(ウィルス、ワーム等)に感染することを防ごうという事なのだと思います。
じゃぁ、この Nikitaフォルダを、まだ「iPod touch 1月のソフトウェア・アップグレード」を購入していない iPod touch に入れれば新しく追加されたアプリが使えるようになるか?って言うと、そんな簡単なモンじゃないでしょうね。拡張子を見れば分かるように、これらファイルは .plist、つまり初期設定ファイルなのでしょう。不可視に設定されている root(MacOS-X)パーティション内のしかるべき場所にキチンと配置してあげなければ意味がないだろうと思われます。
|