macOS High Sierra を Mac Pro Early 2008(非サポート機種)にインストール
参照:macOS High Sierra Patcher
先の三連休に、macOS High Sierra に移行しました
先代の macOS Sierra(Ver. 10.12)で動作対象機種から外された我が Mac Pro Early 2008。しかし、動作対象から外れたMacでも macOS Sierra を動作可能にするというパッチツールのおかげで、今まで Sierra を使うことができていました。最近ではやっと Sierra の動作も安定してきていたのですが、もう新しい macOS High Sierra が正式リリースとなってしまいました。
ワタシの Mac Pro Early 2008 では Sierra が終のOSとなるかと思っていたのですが、何と Sierra のときと同じく、High Sierra でもサポート外機種で動作可能にするというパッチツールmacOS High Sierra Patcher Tool for Unsupported Macsが作成されていました!全く、有志の方々の情熱と高い技術力には感服、感謝いたします。
ということで、先の三連休に macOS High Sierra への移行を行いました。Sierra を直にアップグレードするのは流石に不安なので、もうデサポートになった(と思われる)Mavericks(10.9)が入っていたSSDをAPFSに初期化し、High Sierra をクリーンインストールして Sierra から環境移行することにしました。High Sierra ではファイルシステムに、これまでの HFS+ に加えて APFS(Apple File System)がサポートされました。SSDには APFSの方が適しているとされ、今後は APFS の方が標準ファイルシステムになるものと思われます。最新(Ver.2.4.0)の macOS High Sierra Patcher Tool for Unsupported Macs では APFSからのブートにも対応するようになっていましたので、これは試さないわけには行きません。
と言うことで、実際には何だかんだで再インストールとか色々あったのですが、何とか APFSにフォーマットした SSD上に High Sierra をインストールし、無事に起動することができるようになりました。APFSのメリットは色々あるのでしょうが、ブート(起動)に関して言えば残念ながら Sierra より遅くなってしまいました。何より Apple純正ではないブートローダーに依存しているということで、今後の High Sierra のアップデート次第でいつ起動しなくなるか分からないというリスクも抱えることにもなりますので、従来どおり HFS+ にしておいた方が安全だったかなぁ〜何て思っています。
今のところ、主に使用しているアプリ等で動作しなくなった物は FinderPop(*1) と Canon 複合機(MG6130)のスキャナドライバくらいで、それ以外は特に問題なく動作しています。
(*1):FinderPop を High Sierra で動作させる方法はこちら。SIPを無効化("csrutil disable" )しておき、FinderPopのバージョンチェックを無効化すれば良いようですね。
|