まぁ何とかできたんじゃないかな？

1. インストールしてあるPHP4.3.6 を書き替えられないようにしておく。
   

   $ cd /usr/local/ $ sudo mv php php4.3.6

2. PHP4.3.8 をビルドする。
   

   $ ./configure --prefix=/usr/local/php ¥ --with-config-file-path=/usr/local/php/lib ¥ --with-apxs ¥ --with-iconv=/usr/local/php ¥ --with-zlib=/usr ¥ --with-mysql ¥ --enable-cgi ¥ --with-png-dir=/usr/local/php ¥ --with-freetype-dir=/usr/local/php ¥ --with-t1lib=/usr/local/php ¥ --with-jpeg-dir=/usr/local/php ¥ --with-tiff-dir=/usr/local/php ¥ --with-curl=/usr/local/php ¥ --with-dom=/usr/local/php ¥ --with-ldap ¥ --with-iodbc=/usr ¥ --enable-sockets ¥ --enable-dbx ¥ --enable-dbase ¥ --enable-trans-sid ¥ --enable-exif ¥ --enable-wddx ¥ --enable-ftp ¥ --enable-mbstring ¥ --enable-mbstr-enc-trans ¥ --enable-mbregex $ make

3. インストールする。
   

   $ sudo make install

   インストールすると Webサーバ(apache)用のモジュール(libphp4.so)は MacOS-Xに標準に組み込まれていたPHPのものを置き換えるようです。ですから PHP4.3.6 のものは上書きされませんね。
   

   Installing PHP SAPI module: apache perl: warning: Setting locale failed. perl: warning: Please check that your locale settings: LC_ALL = (unset), LC_COLLATE = "C", LC_TIME = "C", LANG = "ja_JP.EUC" are supported and installed on your system. perl: warning: Falling back to the standard locale ("C"). [activating module `php4' in /private/etc/httpd/httpd.conf] cp libs/libphp4.so /usr/libexec/httpd/libphp4.so chmod 755 /usr/libexec/httpd/libphp4.so

   また Web設定のファイル(httpd.conf)も自動的に更新されています。以前の設定ファイルは .bak として保存されています。
   

   cp /private/etc/httpd/httpd.conf /private/etc/httpd/httpd.conf.bak cp /private/etc/httpd/httpd.conf.new /private/etc/httpd/httpd.conf rm /private/etc/httpd/httpd.conf.new

   この後、一連の PHPモジュールが "/usr/local/php" にインストールされます。
4. Web設定ファイル "/private/etc/httpd/httpd.conf" の内容を確認する。
   LoadModule php4_module という文字列がある行を探します。PHP4.3.6用の設定が残っている場合があるので、ある場合には適当なエディタ(vi等)を使って行を削除するかコメントアウトします。
   

   $ cd /private/etc/httpd $ sudo vi httpd.conf

   例えば以下のようにします。
   

   LoadModule php4_module libexec/httpd/libphp4.so #LoadModule php4_module /usr/local/php/libphp4.so

   上が今回インストールしたPHP4.3.8のもの、下がPHP4.3.6のものです。下をコメントアウトしています。
5. Webサーバを再起動する。
   「システム環境設定」を起動して、
   1)「共有」を選択
   2)「サービス」タブを選択
   3)「パーソナルWeb共有」を選択
   4)「停止」ボタンをクリック
   5) ボタンが「開始」に変わる。これをクリック
6. 動作確認する。
   <?php phpinfo() ?> とだけ書いたファイルをWebサーバに置いてWebブラウザで開いてみる。ずらっと PHP Version 4.3.8 の設定情報の表が表示されれば成功です。
7. お掃除
   PHP 4.3.8 をビルドしたディレクトリはもう消しても構いませんが、残しておく場合でも

   $ make clean

   くらいしておくとディスクスペースを節約できます。

内ト / Jul 17th, 2004 09:10 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]