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JVC カナル型インイヤーヘッドホン HA-FXT200LTD

参照:JVC HA-FXT200


今まで使っていたSHUREのSE115が寿命のようで


 今まで使っていたSHUREのインイヤーヘッドホンSE115ですが、最近調子悪いです。どうも寿命が近いようで、外側のゴム部分はデロデロになってきたし、断線ではないのですが左の音が時々出なくなります。振動板の動きが悪いようで、シャリシャリと言ったノイズが聞こえだした後、低音が出なくなり、暫くして全く音が出なくなります。特に気温が低いと顕著で、暖かい室内から外に出ると数分のうちにこの症状が出てきます。手で握って暫く温めると復活するのですが、数分で再び音が出なくなります。音楽を聞きながら夜のウォーキングをしているのですが、これが毎日ですから、こりゃもう寿命かなぁと思っていました。BLogを見るとSE115を購入したのは2009年。7年近く使っていれば寿命でも仕方ないかもね。

 そんな訳で、新しいヘッドホンを探していたのですが、たまたまAmazonのタイムセールで見かけたJVC カナル型イヤホン HA-FXT200LTDがお買い得(47%オフ)だったので、これを購入してみました。

 JVCってビクターなのかと思ったら、今ではケンウッドと経営統合して、正式には株式会社JVCケンウッドという会社名なんですね。
 自分のイメージでは、ビクターの音作りは一言で言えば生真面目。昔から音の分解能や定位が良く、それでいてスピーカーの振動板に木材を使用したりして楽器が奏でる音を出来るだけ自然な感じに再現しようという姿勢のメーカーって感じ。一方、ケンウッドは、どちらかと言えばカーオーディオのイメージが強いのですが、昔はピュアオーディオもやっていて、その頃の音作りは良く言えば明瞭な音、悪く言えば硬質な音という感じで、これがカーオーディオになると低音から高音まで派手に鳴るというイメージですかね。
 この2社が統合したJVCケンウッド製のヘッドホンって、どんな音がするのだろう?という興味もありました。また、他にSHURE、AKG、BOSE等のメーカーの物も考えていたのですが、それらに比べても割安感があったのも購入理由です。(出来れば色々聞き比べて買いたいのだけど、なかなか難しいよね。)

 Amazonからは例によって大きな箱に入って届きました。パッケージはこんな感じで、そこそこ高級感はあるけど、まぁ普通かな。限定モデルと言うことで、ヘッドホン筐体のオーナメント(ここにはJVCというメーカー名と、L, Rが書いてあります)とコードが金色になっています。ドライバーユニットは中低音域用と中高音域用の2wayで、低音から高音まで広い音域をカバーしており、再生周波数帯域は6Hz〜26,000Hzだそうです。これは購入を検討していた他のメーカーの物に比べてもかなり優秀な方ですが、こういった測定器による周波数特性だけでは判断できないのがオーディオという音の世界です。

 中身はヘッドホン本体、キャリングケースに、クリップとイヤーピースS, M, L各2個。照明の影響で金色に見えませんけど、コードは金色で繊維の編組に見えますが、その外側に透明なビニール素材がコーティングしてあって洋服などに引っ掛かったりすることはなさそう。また、柔らかいので絡みにくく、擦れ音も少ないです。
 イヤーピースは一般的なエラストマー(ゴム)素材で、音の通り道に渦巻き状に小さな凹みがあるスパイラルドットという加工が施してあります。何の効果があるのか良く分かりませんけど。低反発ウレタンのイヤーピースは付属していません。

 今まで使っていた SHURE SE115 と並べたところ。SE115の方は外側のゴムがヨレヨレになっているのが分かるでしょうか?大きさは2つのドライバーユニットがある HA-FXT200LTD の方がむしろ小さいくらい。
 そのため、耳への装着感も悪くなく、長時間使っていても耳が痛くなるような事もありませんでした。

 さて肝心の音質ですが、使用してすぐに感じたことは、SE115に比べて低音はかなり出るけど、中高音域がはっきりせず、何だかボワボワした感じの音でした。しかし、これは購入直後でエージングが充分でなかったためのようで、2〜3時間ほど鳴らしているうちに高音までしっかり鳴るようになりました。その後、数日間は毎日エージング(仕事中も聞いてました^^;)しているうち日に日に音が出るようになってバランスが良くなり、現在ではほぼエージングできたかな?と言った感じになりました。

 ここから先は私個人の主観にもなりますし、加齢で高温域の聴力が低下ぎみであることや、両耳とも突発性(感音性)難聴をやって以来常時チーといった高い音の軽い耳鳴りがしている耳である事もあり、まぁ参考程度にと思ってください。
 HA-FXT200LTDの音質ですが、特徴は一言で言えば低音から高音まで音域が広くて非常に良く鳴るという感じです。2つのドライバーユニット間の音の繋がりも良く全く違和感はありません。音の分解能も高く、細かい音もはっきり聞き取れますので、時々こんな音も入っていたんだと気付かされる事もあります。BILL EVANSの「The Complete Live at the Village Vanguard 1961」など聞くと、会場のざわつき、人の話し声や食器等がぶつかる音など明瞭に聞き取ることができます。ただ、その分空間表現と言うか空気感の表現は苦手になるようで、センターで鳴っている楽器やボーカルは頭の中で、左右で鳴っている音は耳の所で鳴っているように感じられます。音場が狭いんですね。
 また高音域まで良く音が出るので派手で硬質な印象で、自分のように高音域の聴力が低下してきている人には良いかもしれませんが、若い人が聞くと少し耳障りと言うか音が刺さるような感じになり、聞き疲れするかもしれません。最近の楽曲を聴くと、自分でも騒がしいと感じるときもありますので、そんな時は少し音量を下げて聞いています。低めの音量でも、かなりしっかり鳴りますよ。
 遮音性は普通で、通勤電車の中では騒音やアナウンスの声は完全には遮断できません。まぁ、その方が安全ではありますが。音漏れは普通の音量であればほぼ皆無ですので、周りの人の迷惑になることはないでしょう。

 と言った感じで、当然ではありますが SHURE SE115という7年前のエントリーモデルと比べたら全く次元が違います。この価格帯のヘッドホンとしてはかなり優秀な方ですので、良い買物をしたと思っています。


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