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キーボード届きました（その２）

Control, Caps lock がソフトで入れ替えられないなら

　おやおや、届いたばかりだというのに早速バラしているぞ。バラシは実に簡単で、下側の３本のプラスネジを外しハメ込みになっている筐体を上下に殻割りするだけです。作りがチャチなので強くハメ込まれているわけではなく簡単に外せました。
　キーボードの回路ってのは大体が縦横のセンスラインがマトリクス状になっていて、交差点にキースイッチが配置されているもの。キーが押されると縦のセンスラインと横のセンスラインが導通するので、どこが導通したかを検出して押されたキーを認識する仕組みです。ControlキーとCaps lockキーはどちらも左端なので縦のセンスラインは同じじゃないかな？しかも横のセンスラインの終端に配置されていれば、キーの手前で横のセンスラインを入れ替えてやれば簡単にキーの入れ替えができるのではないかな？つまりソフトで入れ替えできないなら物理的にキーの入れ替えをしてしまえという訳です。

　そう思って回路のパターンを追いかけてみます。赤枠が Controlキー、Caps lockキーのスイッチです。残念なことに縦のセンスラインは違う線でした。当然、横のセンスラインも違います。

　そうなると、もうキーボードの回路がどうのなんて関係ナシの力技の世界。先ずカッターを使ってControlキー、Caps lockキーのスイッチを回路から切り離すため５箇所パターンをカットします。

　そして２つのキースイッチを入れ替えるように配線し、元通り組み上げて作業終了。少し雑な配線で美しくないけど、目に触れない場所なので良しとしましょ。

　これで Controlキー、Caps lockキー入れ替え改造が完了、正常に働いています。
　このキーボードは Caps lockキーが押されると右上の白色LEDが点灯するのですが、ソフト的なキー入れ替えではLEDの動作までは入れ替わりません。つまり Control（入れ替え前の Caps lock）キーを押すたび LEDが点いたり消えたりする事になる訳です。しかし、この改造では当たり前ですがそんな事にはなりません。Control（前の Caps lock）キーを押してもLEDは点灯せず、Caps lock（前の Control）キーで LEDが点灯します。

内ト / Feb 19th, 2006 08:24 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]