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QNAP TS-112(2)

参照:QNAP


設定でハマった事


 新拠点用に買ったNAS、QNAP TS-112ですが、なかなか快調です。非常に多機能なNASで、そのため設定項目も多岐にわたっているのですが、

Webブラウザを用いた非常に綺麗で使いやすい設定、管理方法になっていますので、少しLinuxやサーバーの知識さえあれば殆ど悩むことはないと思います。QNAPは台湾のメーカーなのですが完全に日本語化されているし、おかしな日本語訳になっている所も見られません(昔はチョイチョイあったようですが・・・)。
 ただ、ワタシは一箇所ハマったところがありました。

このTS-112、見た目はただの外付けハードディスクみたいですが、中身は組み込み用Linuxを用いた結構しっかりしたサーバーでして、異常を検知すると管理者宛てにメールで通知するという機能まであります。ワタシはこの設定でハマりました。
 この設定画面でSMTPサーバ(メールの送信サーバー)の設定をするのですが、普通プロバイダ契約するとメールアドレスが貰えて、POP、またはIMAPサーバ、SMTPサーバのURL、アカウントと(初期)パスワードが通知されて来ますよね。これらを、SMTPサーバ、ポート番号に入力して、
□SMTP認証を有効にする
にチェックを入れて、ユーザ名、パスワードを入力したところ・・・
設定確認のためのテストメール送信が失敗するのです。え〜何でぇ(T_T)。

 この設定に数日ハマっていたのですが、原因は「■SMTP認証を有効にする」にチェックを入れていた事にありました。ウチのプロバイダって認証はPOPだけで、SMTP認証は無かったんじゃん。と言うわけで、やっとメール通知機能が使えるようになったのでした。
 ちなみに、このメール送信機能は、SendmailやPostfix と言った面倒で複雑な物ではなく、SSMTP という「メール送信機能だけ」のシンプルな物が使われているようです。設定ファイルは "/etc/config/ssmtp/ssmtp.conf" にあります。中身を見てみれば設定項目はたったの4行。要するにプロバイダが提供する SMTPサーバに丸投げしているわけですね。

 今は QPKGプラグインというNASの機能を拡張する物を色々インストールし、中でも Optware という UNIX系オープンソースを移植したパッケージ群を入れてみて、色々遊び出したところです。ここでも、ちょいちょいハマったりしているのですが、その話はまた後日。


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