ReadyNAS RN10200が不調に(3)
工場出荷状態に初期化
ReadyNAS RN10200がスクラブ中のままになり、スクラブを止めようとしてもエラーコード「14007010000」が出る状態になってしまったため、遂に工場出荷状態への初期化を行うことにしました。
先ず全てのデータをバックアップし、RN10200の設定情報もバックアップします。
工場出荷状態に初期化する方法には、背面のリセットボタンを押しながら電源を入れ、起動モード選択で工場出荷状態への初期化を選ぶ方法もありますが、FrontViewから行う方法もあり、今回はこちらの方法で行いました。
このボタンをクリックすると、
確認ダイアログが表示されます。ここに"FACTORY"と入力すると工場出荷状態への初期化が行われます。
工場出荷状態に初期化されると、HDDがフォーマットされRAIDの構築が始まりました。RAIDの構築には5時間ほどかかるとのことですが、構築している間でもファイルの読み書きはできます。ただし、性能はかなり遅くなりますけど。
5時間も待っていられないのでRAID構築の間にバックアップからRN10200へ書き戻しを行いました。バックアップしておいた設定も復元させました。結局バックアップの書き戻しには8時間ほどかかりました。
バックアップからの書き戻し、RAID構築が完了した後、スクラブを行わせてみました。スクラブ中は以下のようなプロセスが走るようです。
root 2213 1 8 07:43 ? 00:00:15 btrfs scrub start /data
root 2217 2 1 07:43 ? 00:00:01 [btrfs-scrub-1]
root 2218 2 0 07:43 ? 00:00:00 [btrfs-scrubwrc-]
root 2219 2 0 07:43 ? 00:00:00 [btrfs-scrubnc-1]
root 2220 2 1 07:43 ? 00:00:02 [btrfs-scrub-2]
root 2221 2 1 07:43 ? 00:00:03 [btrfs-scrub-3]
|
スクラブが終了すると上記のプロセスはいなくなるのですが、何らかの問題が起きてスクラブ処理が中断、プロセスが終了してしまうと、FrontView上にスクラブ中の表示が出っ放しになってしまうように思われます。上記のプロセスがいない場合、実際にはスクラブしていないので、FrontViewの表示さえ気にしなければ放置しておいても構わないのかもしれません。しかし、ボリュームのエラーだと言っているのを放置したまま使い続けるわけにはいきませんよね。
今回はスクラブは完了した(プロセスがいなくなった)ものの、FrontViewの表示は3%ほどで止まったままでした。しかし、停止(青●に×)ボタンをクリックしたら、あっさりとスクラブ中の表示が消えましたから、まぁ良しとしましょう。
これで、ボリュームエラーと、いつまでもスクラブ中の表示という症状は解消されました。しかし、まだ何となく動作が不安定です。FrontViewを操作していたり、再起動、シャトダウンさせようとするとハングしたり、強制再起動させた後に設定がおかしくなったりします。何なんだろう・・・
|