Seneo Qi急速ワイヤレス充電器
せっかくワイヤレス充電できるようになったのだから
iPhone 8 では Qi(チー)規格のワイヤレス充電に対応しました。Qiは標準規格のため、Apple純正のワイヤレス充電器(AirPower)の発売を待つまでもなく、Qi規格のワイヤレス充電器であれば iPhone 8 も充電可能なはずですね。
Qi規格のワイヤレス充電については Androidスマホの方が先行していて、既に様々な Qiワイヤレス充電器が売られており、価格も手頃な物が多いです。せっかくなので Qiワイヤレス充電器も買ってみました。今回選んだのはSeneo Qi急速ワイヤレス充電器 Quick Charge 2.0という製品。
色々なQiワイヤレス充電器を見てみると、大きく
- スマホを立て掛けて置くスタンド型
- スマホを上に置く薄いパッド型
の2つのタイプがある様子。また、急速充電に対応している物とそうでない物があり(*1)、急速充電対応の製品は本体内に2〜3つの誘導コイルを持っているようです。薄いパッド型にはシングルコイルの物が多く、急速充電よりも持ち運びやすさ重視で、スタンド型の物は複数コイルによる急速充電と、どんな置き方でも充電が可能といった点を重視しているようです。
今回ワタシが購入したのは典型的なスタンド型で、2つの誘導コイルを持った急速充電対応の製品になります。付属品は本体以外にはMicro USBケーブルのみで、ACアダプタは付属していません。5V@2Aまたは9V@1.3A以上を給電できるUSB ACアダプタを別途用意する必要があります。簡単な取説はついていますが、記述は英語だけ。保証書の類は見当たりませんでした。
早速 iPhone 8 を充電させてみました。最初は iPhone をケースから出して充電させてみて、問題なく充電できることと発熱もそれほどではない事を確認しました。その後ケースに入れたまま充電器に乗せてみたところ、背面に 4〜5mmの厚みがある今回のケースでも問題なく充電できました。ただバッテリー残量90%程度からの充電だったので、急速充電にはなってなかったかも。もっとバッテリーが減ってきてから、急速充電でどの程度発熱するか試してみようと思います。
ただね、このSeneo Qi急速ワイヤレス充電器 Quick Charge 2.0 の価格は ¥2,000 だったのですが、そこにはこんな特別キャンペーンをやっていると書いてあったんです。
これを見ると、¥500割引きされると思いませんか?条件は「対象商品を1個以上購入」なのですが、対象商品はどこにも書いてないんです(「詳細はこちら」のリンクは、特別キャンペーンの一般的な細則のみ)。で、ワタシはこの商品も対象商品に含まれて ¥500割引きされると思い、「おぉ、¥1,500 なら安い!」と思って購入したところ、全然割引きされていませんでした。まぁ、¥2,000 でも安価な方なので良いですけどね・・・
最初は、Raspberry Pi 3用のEC Technology 20W/4A 3ポートUSB充電器 ACアダプタ(1ポートあたり最大2.5A)から電源を取っていたのですが、どこまで少ない供給電力でも充電可能だろうか?と興味が湧いて来て、色々試してみました。以下はその結果。
○ EC Technology 20W/4A 3ポートUSB充電器 ACアダプタ(Max 5V@2.5A)←今はココ
○ Apple 12W USB電源アダプタ MD836LL/A(iPad用USB-ACアダプタ、Max 5V@2.4A)
○ iPhone, Kindle Fire 7付属のUSB-ACアダプタ(Max 5V@1A)
○ MacPro本体のUSBポート(Max 5V@500mA)
○ Raspberry Pi2のUSBポート(Max 5V@500mA)
何と、全てで充電可能という結果!まぁ、これはあくまで充電可能(iPhoneが充電状態になった)であって、急速充電が可能か?とか、実用になるような時間内で充電可能か?と問われると分かりませんが。それでも、供給電力不足で充電できないよりはマシなのではないかと思います。(バッテリー切れが予想されるなら、LightningケーブルとUSB-ACアダプタを持って行けというツッコミは、この際スルーで ^^;)
(*1):急速充電に対応していない製品は、Qi規格のV1.0〜1.1準拠で最大出力は5Wらしいな。急速充電対応を謳っている製品は、一般に「第二世代」とか言われているようだが、Qi規格で言えばV1.2にあたり最大出力は15Wまで。この製品(Seneo Qi急速ワイヤレス充電器 Quick Charge 2.0)は、第二世代のQi規格V1.2準拠で、最大出力は10Wとのこと。
つまり、最大出力5Wと書いてあったら「第一世代」の製品なので急速充電には非対応、最大出力が5W超え(10〜15W)と書いてあったら「第二世代」(Qi規格V1.2)の製品なので急速充電対応と考えれば良かろう。
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