Ray
昨年他界したレイ・チャールズの自伝映画
亡くなってから、なおグラミー賞受賞、映画もアカデミー賞受賞と、やっぱりレイ・チャールズは凄いと人々に思わせる結果になった、その映画のDVDです。
Jamie Foxx の演技が最高!素晴らしい!
映画はバスに乗って一人シアトルへ旅立った時から、どちらかと言えば淡々とレイ・チャールズの人生が描かれていきます。主に若い時代の麻薬中毒から更生する頃までの話で、この頃の話にドラマ性が高いのでしょう。晩年の話は殆ど出てきません。初期のバンド時代からバンドメンバーとの様々な諍い事、女性遍歴(随分とモテたようだ)、麻薬中毒になって行った過程などが、幼少時代のトラウマ、失明や母親との触れ合いとオーバーラップする形で描かれています。
このDVDは劇場公開作品を再生するモードと、その中に未公開シーンを挿入しながら再生する「エクステンデッド・エディション」というモードがあり、後のモードでは180分の作品になります。しかし未公開シーンに切り換わる際に一瞬再生が停止したり、未公開シーンは本編と画面のアスペクト比(縦横比)が違っていたり、また何テイクか撮ったシーンが全部入っていたりと、ちょっと映画への集中が途切れてしまい良くないかも知れません。普通に劇場公開版を観賞した方が話に集中できましょう。
映画ですのでミュージックシーンでも1曲フルコーラス演奏が入っている事はありません。本気でレイ・チャールズの曲を聴きたい場合はCDを買いましょう。実は私はレイ・チャールズのCDは1枚も持っていませんで、これを機会にベスト盤でも買おうかなと思っています。
レイ・チャールズ知らない人でも "Georgia on My Mind" などは何処かで耳にしたことがあるはず。"ジョージア♪" という出だしの曲で、缶コーヒーのCMに使われていたかな?晩年にはサザン・オールスターズの「いとしのエリー」をカバーしたりしてましたね。
|