ブラザーズ・グリム
ファンタジーとかゴシックホラーを期待したら間違いでした。
少し前に「本当は怖いグリム童話」とか言う本がありましたが、それを映画化したような怖い話ではなく、グリム兄弟の実話の映画化でもなく、ましてやグリム童話そのものを映画化したファンタジー作品でもありません。
魔女退治などのペテンを生業としていたグリム兄弟が、その詐欺行為がバレてフランス軍に捕らわれ、子供が次々とさらわれる事件が起きている村へ行き事件を解決すれば恩赦してやろう、さもなくば死刑という事になる。その村の森には、今まで自分達がやっていたペテンではなく本物の魔女が居て、というお話。数々のグリム童話の陰に魔法や恐怖に満ちた冒険ファンタジー物語があったとしたら・・・という架空のお話でした。「赤ずきん」、「白雪姫」、「シンデレラ」、「ヘンゼルとグレーテル」など様々なグリム童話の要素がちりばめられて、それなりに面白かったけれど、まぁB級映画かな?それでも監督にテリー・ギリアム、主役はマット・ディモン、セットも大がかりでVFXを駆使した映像も素晴らしくて全く手を抜かないのがハリウッド映画らしいところかな。
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