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Anker SoundCore 2 レビュー

価格を考えれば、頑張っている方かな〜


 購入してから一週間以上経ちました。その間、帰宅後の1〜2時間ほどしか使用できていない(実は使用しているどころではない事態もあり・・・)ので、まだエージングは不十分かもしれませんが、一応音質などに関してのレビューを書いておこうと思います。

 先ず、一番最初に感じたヌケが悪いこもった感じの音に関しては、若干高音域の出が良くなったものの、依然としてこもった感じを拭い去るまでには至っていません。このスピーカーの周波数特性は公表されてなく、精密に測定できるような装置も持っていないため感覚的な値となりますが、良くて160Hz〜16KHz程度ではないかと思います。高音域が20KHz辺りまで出ているかが一つの目安となる(CDの理論上の再生可能周波数は22KHzで、人が聞くことができる限界周波数が20KHzとされている)のですが、自分のようにある程度年齢が行ってくると高音域から聴力が低下してくるので、高音が出る方が良い音と感じるようになります。加えて自分は、両耳とも突発性難聴、感音性難聴を患ったこともあり、高音域の聴力が低下しており、12〜14KHz辺りから上の音を聞き取ることは正直キツイです。(もう音が鳴っているのか耳鳴りなのか区別できないですね。モスキート音が15〜17KHz以上ですが、ここまで高い音になるともう聴こえません。しかし、聴力検査をしてみると同年代の男性よりも高音域の聴力は良いという結果が出ています。まぁ自己満足ですけどね・・・)

 低音域に関しては、このサイズに重低音を期待するのは所詮無理がありますが、価格やサイズを考えれば頑張っている方なのかもしれません。実際、音楽再生中にスピーカーを手に持つと、かなりの振動が伝わってきて頑張って低音を出している事が分かります。低音域を担当しているのはパッシブ・ラジエータ(別名、ドロンコーン)という振動板だけのスピーカーで、このスピーカーを駆動するのはメインスピーカー後部に発せられた音圧(空気振動)だけです。
 通常、スピーカー後部には前方に発した音とは逆位相の音が発生しているわけで、これをそのまま前方に放射してしまうと、互いに打ち消しあって音が小さくなったり、音質を悪くしてしまいます。しかし、スピーカー後方に発した音のエネルギーも、うまいこと利用して音質を良くしようと、過去様々な試みが行われてきました。その一つの方法がパッシブ・ラジエータ方式であり、スピーカーキャビネット内に密閉された空気のバネ作用を利用して振動板だけのスピーカーを駆動する方式です。
 スピーカー後方の音を直接前方に放射しているわけではなく、スピーカーキャビネット内の空気を介した一定の遅延が発生することで位相が反転する効果が生じ、音が打ち消されることを防いでくれます。また、パッシブ・ラジエータへ至る音道(ダクト)やパッシブ・ラジエータ自体の周波数特性を調整することで、一定の周波数以下の音のみを前方に放射するようにすることができ、これにより低音域を増強することができます(Anker では BassUpテクノロジーと呼んでおり、パッシブ・ラジエータ後部には渦巻き型のホーンが組み込まれているとの話もありました。真偽の程は分かりませんが・・・)。このような仕組みのため、メインスピーカーが小口径であっても低音を増強することができますが、重低音まで出そうとすると、やはりそれなりの空気容量が必要、つまり大きなスピーカーキャビネットが必要になってきます。小さなキャビネットで重低音を出すのは難しい事なので、昔からのノウハウの蓄積があるJBLやBOSE等の音響メーカーの方が有利でしょう。

 また、この製品のように低音用パッシブ・ラジエータは一つであっても、ステレオ感はあまり損なわれません。これは人間の耳が低音域の定位については鈍感であることが理由で、同じような事はAV装置においてもスーパーウーファーと呼ばれる重低音専用スピーカーは1つだけという構成が一般的なのと同じです。
 小サイズ密閉型キャビネットで、パッシブ・ラジエータも間接的に駆動するのでメインスピーカーの負担は大きくなり、高音域の微小振動は損なわれやすくなるように思えます。ある程度の音量で鳴らしてやれば、パッシブ・ラジエータを駆動するのにも充分なエネルギーが得られ、かつ高音も良く出るようになるかと思ったのですが、逆に中音域が膨らむ結果となり、ヌケの悪さや薄っぺらい印象が強くなってしまうようでした。

 暫く使っているうちに、このスピーカーはむやみに音量を上げるのではなく、比較的小音量で鳴らし、音楽ソースには少し古い録音のJazzやインストゥルメンタルが合うと言うことが徐々に分かってきました。逆に、最近の楽曲やボーカルには合わないように思いますね。
 まぁ、人間の耳というのは極めてイイカゲンなものであり、複数の装置(スピーカー)の聴き比べであれば良い悪いの判断は容易なのですが、一つのスピーカーを聴いただけでの評価は難しく、そこそこの音質でも満足できてしまうものです。また、音の良し悪しの感じ方には個人差も大きく、周波数特性やダイナミックレンジだけで決まるものでもありません。ですので、これまでの評価はあくまでワタシの個人的な主観であると思ってください。

 音質以外のBluetoothスピーカーとしての性能は良好で、電源を入れてからペアリングするまでの時間も短いです。不意に接続が切れることや、Bluetoothレシーバーでありがちな、曲間でプチップチッと瞬間的に接続が切れるような音がすることもありません。
 また内蔵されているマイクを使ってAmazon Echo Dotに声で指示することもできますが、マイクの感度はそれほど高くはないようです。Echo Dotは音楽再生中でも、驚くほど良くマイクの音を拾ってくれるのですが、このスピーカーで音楽を鳴らしながらスピーカーのマイクに向かって話しかけたときの、Echo Dotの反応は明らかに鈍くなります。おそらく、Echo Dotはマイクで拾った音から自分のスピーカーで鳴らしている音を上手に分離しているのだろうと思うのですが、Bluetooth スピーカーを使うと、この分離処理の精度が落ちるのでしょう。Echo DotにBluetoothスピーカーや外部出力端子にオーディオ機器を接続する場合は、スピーカーとEcho Dotを1m以上離すようにとの事で、ウチでもそのように設置しているのですが、Bluetoothスピーカー内蔵のマイクを使う限りではあまり意味はないようです。そのため、Bluetoothスピーカーで音楽を再生中にEcho Dotに指示する場合は、直接Echo Dotに話しかけるようにしています。


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