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SoundPEATS TruengineワイヤレスイヤホンQ42

約1年前に購入したSoundPEATS Q30のリチウムイオン電池がヘタってきたようなので


 約1年前に購入したSoundPEATS Q30。左右完全分離型ではなく、左右のユニットがコードで繋がっているBluetoothヘッドホンだ。低価格の割に低音から高音まで良く鳴ってくれるので、仕事中は殆どこれで音楽を聴いていた。フル充電での連続再生8時間との謳い文句どおり、購入して間も無い頃は昼休みを除いて朝から退社時刻まで使用できるくらいバッテリーの持ちは良かった。しかし、徐々に連続再生時間が短くなり最近は退社時刻が近くなると、突然"Battery Low!"、"Power Off!"と言い出すようになり、昼休み中に充電しなければ退社時刻まで持たなくなってきた。
 リチウムイオン電池の充放電サイクル数は一般的に500回程度だ。ウィークデーの出社日にはフル充電から完全放電までを繰り返していたのだから、1年間で2百数十サイクル程になっているはずだ。つまり寿命の半分かそれ以上の充放電サイクルに達しているので、リチウムイオン電池がヘタりだしても不思議ではない。

 完全に寿命が尽きてから新しいヘッドホンを探して購入しても、それが届くまでの数日間を何も無しで過ごすのも辛いものがあるので、今のうちに購入しておくことにした。今回は、左右完全分離型のBluetoothヘッドホンにしてみよう。

 と言うことで、SoundPEATS Q30のコスパが想像以上に良かったので、今回もSoundPEATSの製品にしてみた。今回購入したのは、左右完全分離型のSoundPEATS Truengine ワイヤレスイヤホンQ42だ。この製品は低価格ながら低音用と高音用のデュアルドライバーを持ち、Bluetooth5.0、AAC対応、IPX6防水と機能的には1万円以上の製品と比べても遜色ない。フル充電からの連続再生時間は3〜4時間と、Q30に比べれば半分以下と短いものの、ケースがフル充電状態であれば4回充電できるので、最大16時間ほど再生できることになる。昼休みにケースに戻して充電しておけば、仕事中はほぼ音楽を聴いていられるだろう。

 低価格とは言っても安っぽい造りではなく、メタリックな外装で見た感じの質感もなかなか高級感がある。低音用と高音用の2wayドライバー構成なので一般的な左右分離型ヘッドホンよりは少し大きめなのだろうが、このサイズに2wayドライバーが入っているなら大したもんだ。10円玉と比べてみてもコンパクトさが良くわかる。自分が自宅で使用しているJVCの有線ヘッドホンHA-FXT200LTも2wayなのだが、それよりは大きい。しかし、この中にリチウムイオン電池も内蔵しているのだから仕方あるまい。

 専用のケースに入れるとマグネットで吸着されて充電が行われる。充電中はヘッドホンのLEDが赤色に点灯する。
 ケース自体が充電池になっていて、フル充電の状態でヘッドホンを4回充電できるだけの容量がある。ケースからヘッドホンを取り出すと、自動的にペアリングが行われて音楽を聴くことができるようになる。ただ近接センサー等は無いので、耳から外しただけでは自動的に音楽再生を止めたりBluetooth接続を切断することはない。ケースに戻して充電を開始すれば、音楽再生やBluetooth接続が止まるようだ。
 この辺りは最近の左右分離型ヘッドホンと同じだが、2wayドライバーだけに消費電力が多いのか、連続再生時間や充電回数は他製品に比べて若干劣っているようだ。

 充電中はケースのカバー越しに赤いLEDが視認できるので、カバーを閉じたままでも充電が完了したことが判るようになっている。

 ケース自体の充電は背面のMicro USB端子から行い、充電量は前面の4つの白色LEDの点灯数で判るようになっている。この白色LEDは正面から見ると眩しいくらいの結構な明るさだ。

 肝心の音質だが、Q30に比べるとかなり進化していると感じられた。
 Q30はBluetooth5.0にもAACにも対応していないものの、再生中に音が途切れることもなく、低音から高音まで良く鳴り、このスペック、価格でこれだけの音を出せるのは立派なものだと思った。しかし、音の深みとか音場表現という点では有線ヘッドホンには敵わないし、音源によってはデジタル圧縮特有の音に纏わり付くようなノイズも気になった。限られた制約の中で、目一杯鳴らそうとしていた感じがするのがQ30だ。
 一方、今回購入したQ42はBluetooth5.0、AAC対応および2wayドライバーによって余裕ができた。今までデジタル圧縮によって(人の聴覚では認識できないだろうとして)消されていた微細な音も送られて来るようになり、それを再生できるドライバーも有するようになった。その結果、単に良く鳴るドンシャリ型から、一皮剥けたような少し音の深みや空間を感じられるような音質になったように感じられる。低音用と高音用の2way構成になっても、不自然に低音や高温を強調し過ぎた感じはなく、時に物足りなさを感じるくらいなのだが、そのくらい2基のドライバーの音の繋がりが自然なのだと思う。まだエージング中なので、今後音が化けてくるかもしれないが、現時点では価格以上の音で満足している。安価な左右分離型のヘッドホンの購入を検討しているのであればお奨めできる製品と言えるだろう。

 ただ一つ問題点を言わせてもらうと、付属のイヤーピースが今一つだった。Q30では付属イヤーピースのうちでは一番大きい物が自分の耳にフィットしていたのだが、Q42に付属イヤーピースでは一番大きい物でも少し小さく、遮音性が悪い上に使っているうちに少しづつ抜けてくる。おそらく、これ以上大きいイヤーピースではケースに入らなくなるのだろう。

 そのためJVCの交換用イヤーピースEP-FX9L-B(スパイラルドット 6個入り)に変えているのだが、イヤーピースを付けたままでも何とかケースには入るが、すんなり取り出すことができずイヤーピースが裏返った状態で出て来る。カナル型ヘッドホンではイヤーピース交換チューニングは基本中の基本なので、その点も考慮したケース設計をして欲しいものだ。


 フル充電状態から実際に連続使用してみた結果、使用開始から3時間15分ほど経った頃に"Low! Please Battery Charge!" という音声アナウンスがあった。それを無視して使い続けたところ、数分おきに数回同じアナウンスがあり、使用開始からは3時間半を過ぎた頃だろうか、最後に"Power Off!" というアナウンスで電源が切れた。
 連続再生時間は4時間とまでは行かず昼休み前にケースに戻して充電という事となったが、メーカー公表の連続再生3〜4時間という値はクリアしている。


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