携帯電話の値段って
どうせなら最新機種っぽいモノに
iPhone買いたくても米国でさえ発売前だし、まして日本じゃ何年先になることやら。仕方ないので今手に入る携帯電話をボチボチ眺めていたら、まぁこれが電話機と言っていいんですかねぇという状況ですな。WebブラウザやE-mail等のインターネット端末、デジカメ、ミュージックプレーヤ、ゲーム、GPS、ワンセグTV、etc...これでもかって言うくらい。
中でも、この TOSHIBA の W52T が3インチワイドVGA(800x480ドット)液晶という他にはない機能を持っており、何となく良さげだったので店で値段を眺めてみたら・・・新規契約で2万円切っていて、機種変更でも3万円以下。そこからポイント等で割り引きされるから、ワタシはクーポンと合わせれば2万円せずに入手できるのではないかな?
しかし、どう考えてもこれだけ最新技術を詰め込んだ携帯端末を2万円ソコソコで売って採算が取れるわけがないね。常識的に考えれば数万円以上するはず。
これにはインセンティブという携帯電話のビジネスモデルが存在するからで、販売代理店は契約数に応じてキャリア(携帯事業者)から手数料を受け取ることができるのだ。販売代理店は、得られるはずの手数料を最初から携帯端末の価格から差し引いて販売価格とする。そのため仕入れ価格を下回るような驚くほどの低価格で販売しても、キャリアからの手数料で利益が出るという仕組み。
キャリアは販売代理店に支払った手数料を、契約基本料、通話料や通信料(パケ代)に上乗せして回収する。よって、我々ユーザは安く端末を手に入れられる代わりに高い通話、通信料を支払わされる。これが日本の携帯電話市場のビジネスモデルなわけね。契約年数に応じて契約基本料が下がる年割サービスも、何の事はないキャリアが支払った手数料の回収が済んだだけの事と言えなくもない。
そのため、キャリアは携帯電話メーカーに出来るだけ多く通信機能を使いたくなるような機能、サービスを要求する。デジカメによる写真のやり取り、音楽やゲームのダウンロード等々。これらを使っていっぱい通信料金を支払ってくれている人々がいるおかげで、安く携帯電話を入手することができるわけだが・・・ワタシはたぶん何ら貢献してないし、これからも・・・
- 通話:月に数百円分くらいで、無料通話料分の範囲内。繰り越し額は限度額を超えている。
- e-mail:スパムだらけで使い物にならないので、殆どのメールをrejectしている。
- Webブラウザ機能:画面が小さ過ぎて使う気にならん。
- デジカメ機能:携帯電話よりIXYや D200等ちゃんとしたデジカメを使うだろうな。
- ミュージックプレーヤ機能:iPodがあるし・・・
- ワンセグTV:TV観るだけなら通信料金はかからないが、バッテリー消費が激しく待ち受け時間が短くなるから、たぶん観ない。
結局、電話機能だけありゃ良いんじゃないか?
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