MX-2 使用感
この不安定な天気ではバイクで走り行くと言うわけにはいかないので
雨が止んで道が乾いて来たのを見計らって XJR400R のオイル交換をして来た。通勤で使っているうえ天気が良い週末は走り回っていることもあって、走行距離は間も無く4,000kmになる。オイルは 3,000km毎の交換が推奨されており、GW明けの 1,000km初回点検時に交換しているので2度目の交換だ。一月に1,500kmくらい走っている計算になる。
バイク屋に着いてバイクから降りようとした時のこと。バイク屋さんがシート下から伸びてウェアと繋がっているワイヤーを見て「これ何?」と訊いてきたのだ。「ん?エアバックですよ。」と答えたら、「あぁ、時々カタログが送られて来てたけど、これがそうかぁ〜」という反応。バイク屋さんもエアバッグジャケットの実物を見るのは初めてで、まだそのくらいの認知度みたいだね。
最近の暑さでは今までのライディングジャケットは着る気にならず、専らこの MX-2を着用している。おかげで長所、短所など色々判ってきた。
先ず長所は何と言っても安全性。普通のライディングジャケットより少し高い程度のお値段でエアバッグ機能が付いているので、お得な製品だと思う。いざという時にダメージを防いでくれるだろうという安心感が得られるが、だからと言って過信は禁物。事故らないのが一番なんだから。
メッシュ素材は良く風を通してくれて、腕のあたりはかなり涼しい。肩や肘にパッドが入っているのだが、特に暑苦しいと感じることは無い。しかしボンベのある右胸は内側にウレタンが張ってあるため暑く感じる。脊椎パッドも同じくウレタン製で、これは勘弁してほしいくらいに暑い。腹から腰、首回りにはエアバッグが仕込まれているため風を通しにくいのだが、今の季節なら冷え過ぎなくて丁度いい。これから更に暑くなったらどうか分からないが・・・
反対に短所は、先ず面倒な事。バイクから降車する際、良くワイヤーを外すのを忘れ、引っ張られて「あぁ、そうだった」と言うことになる。
次は虫。この季節は虫が多いのだが、ウェアに張り付くとメッシュの穴に引っかかってしまい、なかなか取れない。
そして、この良く風を通すメッシュ素材だが、風を通すと言うことは雨が降れば水も良く通すわけだ。しかし、このエアバッグジャケットは上からレインウェアを着ることができない。レインウェアによってエアバッグの作動が妨げられる恐れがあることと、レインウェアを着るとワイヤーを繋ぐことができなくなってしまうからだ。じゃあどうするか?と言うと、内側に防水、防寒用のBライナーと言うウェアを着ることになるのだが、これが別売オプション。ワタシは買ってないので、雨が降ったら濡れるにまかせるしかない。まぁ基本的に雨の日は極力バイクに乗らないようにしているし、夏場なら雨で濡れても涼しくて丁度いいという気もするけど。
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