奥三河(その4・阿寺の七滝)
山を下ったらお昼だ
修業場だったはずの場所に巫女さんが降ってきた、などという昔の萌えスポット(^^;)?を通り過ぎ、やっと鳳来寺山から降りてくると先に見学した東照宮の裏手に出る。延べ2時間くらいかかったかな?
下山してきたら時刻は丁度お昼。お昼ご飯と行きたいのだが、ここには生憎と茶店しかなく食事と言えるような物は蕎麦、ウドン程度しかない。暑いので冷たい物をと言うことになると、ざる蕎麦、ざるウドンだけ。と言う事で、ざる蕎麦を注文。蕎麦はフツ〜だけど、ウズラの卵を落としたツユと氷を浮かべた緑茶が美味しかったので、まぁヨシとしよう。
ここに来たら五平餅は外せないところであるが、この暑さの中で火に炙られている五平餅を見ると今一つ食欲がわかない。確かに香りは良いのだけれど・・・
さて、鳳来寺山を一巡りしたが宿に戻るには少し時間が早い。もう一箇所行って見よう。次の目的地は「阿寺の七滝」。
「阿寺の七滝」は鳳来寺山の近くにある、日本の滝百選にも選ばれている名瀑らしい。七滝と言っても7つの滝があるのではなく、7段から成る1つの滝なのだそうな。
到着したら何やら「七滝まつり」と看板が出ており、駐車場では駐車料金を徴収している。聞けば滝開きのお祭りをやっているそうで、いつもは駐車場も無料なのだが今日だけは有料なんだと。おかげで車も人もいっぱい。
駐車場から滝までは整備された遊歩道を数百m歩く。滝に到着すると人がいっぱい。滝つぼからの川を堰き止め鮎だか山女だかを放流、釣り堀、子供達のつかみ取りの場と化していたのだった。こうなるとゲンナリしてしまう。
なんとか写真だけはと思って滝つぼに近づいたが、これこれ竿が邪魔だって。
川の向こう岸には滝の上の方に登れそうな鉄の階段も見えるのだが、そこに行くには土地の特産品などを売っているテントの間を抜けて行かなければならず、ちょっと気が引けたのでパス。早々に滝から引き上げて来た。
むしろ滝までの途中にある、このような淵の方が静かで涼しくて気持ちが良い。滝つぼは堰き止められ子供達が遊んでいたせいで水が濁っていたが、ここの淵の水は澄んでいる。本来はこのくらい綺麗な水なんだろう。
川の中に射す木漏れ日が綺麗だ。ここで水の中に手を浸けて、暫く涼を取る。
さて、少し汗が引いたところで宿に行きますか。
<続く>
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