洗面所のドアノブを錠付きの物に交換してみた(1)
しかし生産終了(廃盤)なんだな、これが・・・
わけあって洗面所のドアに鍵を付けたいと考えた。ウチの室内ドアはEIDAI(永大産業)というメーカーの品番"VDD-4T057RKDW+U" という製品で、そのドアノブには、
の2種類が使われていた。錠がない(空錠)ドアノブは"TDB-CK95SA1" 、トイレなど錠(表示錠)が付いている方は"TDB-CH95SA1" という品番らしい。だが、錠付き(表示錠)ドアノブは生産終了で在庫がないと言う。実際あちこちを探しまくったのだが、全く見つからなかった。中古やヤフオクにもどこにも無い。
ただ、ドアラッチを見ると、
錠付き(表示錠)錠なし(空錠)どちらも同じで"MIWA 03ZLC" と刻印されていた。このドアラッチは美和ロックという大手鍵メーカーのケースラッチらしい。ということは、ラッチ自体には錠機構が付いているが、錠なし(空錠)の方は錠の機構を使わなくしてあるだけなんじゃないかな?それなら、ドアノブのベース(座)部分だけを錠付きの物に交換すれば良いんじゃね?と考えた。(後にこれは間違いだと分かるのだが・・・)
ドアノブのベース部分のことを「座」と言い、長方形の形をした物を「長座(ながざ)」と言うらしい。この長座の金属プレートは中のプラスチック製ベースに嵌め込んであるだけなのだが、どうしてもドアの表面に跡が付いてしまっている。座の交換後にこの跡が見えてしまうと格好悪いので、同サイズか大きめの座に交換するのが良さそうだ。
そう考えて探した。探しまくった。数日間この事ばかりネット検索しまくっていた。その結果見つけたのが、川口技研の、
"LS-4H15" という長座。これがEIDAIの"TDB-CH95SA1" とそっくり。表示の上下位置が違うだけで、これOEMなんじゃね?と思うくらい似ているし、サイズもほぼ同じ。この長座と組み合わせ可能なケースラッチに、
LVSケース錠があり、こちらも"MIWA 03ZLC" ケースラッチ(以下)と、ほぼ同サイズなのである。
よし、この長座("LS-4H15" )に交換するのが最適解だろう。これの錠で"MIWA 03ZLC" の錠機構を働かせる事ができるのであれば長座の交換だけで済み、ケースラッチは交換不要ってことになる。錠部分の軸形状が適合せずケースラッチも一緒に交換しなければならないとしても、"MIWA 03ZLC" とほぼ同サイズのLVSケース錠が入手可能だし、交換も簡単なはずだ。
ケースラッチ交換となったら、ドアハンドルは以前の物が使えるだろうか?ハンドルの角芯が通る部分のサイズ、形状が微妙に違うような気がするが・・・まぁダメだったらドアハンドルも交換すりゃ良いかぁ。
と方針は決まったので、次はこれらを購入できる所を探した。長座、ケースラッチ、ドアハンドルをバラバラに適宜購入していく事も考えたが、どうしてもある程度セットになっている物しか見つからない。そのセットも、ケースラッチのフロント形状がラウンドしていない「角形状」の物しか無かったりで、なかなか思うような組み合わせの物がないのである。
やっと見つけたのが、鍵の鉄人というところのGIKEN(川口技研)室内用レバーハンドル mano 66A H15 角長座タイプ クローム 表示錠 LVSケース錠というもの。ドアハンドルまで全部セットになっていて、ドアハンドルのデザインが今まで付いていたのと違うのが悔しい。できれば今までのと似たデザインのドアハンドルを別に購入したかった(ウチの他のドアハンドルとデザインを合わせたい)のだが、仕方ないと諦めることにした。
注文から3日。本日品物が届いたので、早速交換していこう。
先ず今付いているドアノブの分解から。
ドアハンドル横のプラスネジを緩める。このネジにはネジロック剤が塗布してあるので、緩めにくくてネジ穴を舐めやすいので注意が必要とのことだ。ネジを緩めたらハンドルを軸から引き抜いて左右に分離する。
ドアハンドルを長座から引き抜いたら金属プレートを外す。金属プレートは中のプラスチックに嵌め込んであるだけなので、爪部分をマイナスドライバーなどでコジれば簡単に外れる。
プラスチックプレートは3本のネジを使ってドアを挟み込むようにして留められている。このネジを外してプラスチックプレートを左右に分離して外す。
備考:
鍵の鉄人サイト内に、MIWA 03ZLCの刻印 室内のレバーハンドルを鍵付きに交換という、今回やりたい事そのものズバリと言った内容の記事があり、これを参考にさせてもらった。こちらの記事では、もともと美和ロックの長座が付いており、これが川口技研の"LS-4H15" よりも長い。そのため交換後にはドアに付いた元の長座の跡が目立ってしまう結果となっているが、幸いなことにEIDAI製の長座は"LS-4H15" とほぼ同サイズであり、ドアに付いた跡もうまい具合に隠せたのであった。
ちなみに川口技研にはHT26長座という美和ロックの長座よりも大きい商品もあるようだ。どうしても元の長座跡を見せたくない場合は、これに交換することを検討したら良いかもしれない。
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