熊野古道ツーリング(その11)
宿にて
これが今夜の夕食。フツ〜の民宿料理である。この辺りは海山の食材が豊富で、雉や鮑などの料理を食べさせてくれる宿もあるのだけど、当然ながら値段もそれなりになる。ワタシとしては多少宿泊料が高くても構わないので、そのような宿も探したのだが、この時期なのでどこも満室。
そんな宿に泊まりたければ随分と前から予約しておかなければならないのだろうが、我々バイカーは天気次第なので晴れが確実になる2,3日前でなければ予定が立たない。と言うわけで贅沢言っても仕方ないのである。
夕食をビールと共に平らげて部屋に戻れば、イッキに睡魔が襲って来て8時過ぎには爆睡状態に陥っていた。
翌朝、体内時計によって5時頃に目が覚める。暇なので例によって宿の近所をブラブラ散歩。これが泊まった民宿。
宿は漁港のすぐ近くにあり、この港の景色もなかなかだ。
鳥羽などの観光地からある程度離れたこの地でも何故こんなに宿が混んでいるのか、その理由が早朝になって分かった。宿泊客の多くは釣り目的であるらしい。この時間から渡船でフィッシングポイントに向かう人がいっぱいなのだ。
夜釣りから帰って来たものか、それとも朝の漁のものか分からないが、水槽にはなかなか良型の魚がいっぱい泳いでいた。
間も無く太陽が山の上に顔を出す。今日も天気が良さそうだ。
道の傍らには漁の安全を祈ってだろうか、このような祠があった。こんなのも港町の風情かな?
朝食を食べ、8時少し前に宿を出発。今日の目的地は何処にしようか。昨日の天狗倉山にトドメを刺された感じで、足がもう限界っぽい。熊野古道をもう1コースってのはちょっとキツイ。それでは・・・
<続く>
|