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XJR400RのヘッドライトをLED化したよ

AC-DCコンバーターは不要でした


 バイクのヘッドライトをLED化する際に注意する点として、ヘッドライトに供給されている電源がジェネレータ(発電器)からの交流なのか、それともバッテリーからの直流なのかを確認しておくことがあります。電球には極性がないので、交流だろうが直流だろうが点灯しますが、LED(発光ダイオード)は極性がありプラスからマイナス方向にしか電流が流れませんから、直流でなければ点灯しません。LEDに逆の電圧をかけても点灯しないし、それどころか割と低い電圧で壊れます。バイクのジェネレータが発生する交流電圧は、回転数によっても違いますが、概ね数V〜20Vほどでしょうか。この電圧ならLEDを壊すのは造作もないことでしょう。実際にはLEDのドライバ回路に逆流防止の保護回路くらい組み込まれていると思いますので、そう簡単には壊れないとは思いますが。

 簡単な確認方法として良く紹介されているのが「キーをオンにしてヘッドライトが点灯したら直流、エンジンがかかってから点灯したら交流」ってのがありました。ウチのXJR400Rの場合も、この方法を試してみましたが、キーをオンにしてもヘッドライトは点灯せずエンジンがかかると点灯します。バイクの場合はバッテリー容量が小さいので、バッテリーに負担をかけないよう、電気大食いするヘッドライトの電源はジェネレータから取るってのは良くある設計らしいです。なので、XJR400Rもやっぱり交流なのか〜と思ったのですが、とにかく整備マニュアルの結線図で確認してみました。

 これがXJR400Rのジェネレータ(これにはACマグネトーと書かれている)からヘッドライト付近の結線図です。赤い線が直流プラスになります。これを見る限り、ヘッドライトへは直流が供給されているように見えます。そもそも、

ジェネレータから直ぐレクチファイヤー/レギュレータに入って直流化されていますものね。XJR400Rの電装系には交流は一切使われてなく、全て直流って事です。では、何故キーをオンにしてもヘッドライトが点灯せず、エンジンがかかると点灯するのでしょう?ヘッドライトまで回路を追いかけて行くと、

途中にヘッドライトリレーが入っています。このリレーを制御しているのは白黒の線ですね。この線を辿って行くと・・・

イグナイターユニットと言うものに辿り着きます。このユニットはプラグの点火制御をしている装置ですかね。スロットル開度やエンジン回転数などのセンサーも繋がっていますので、この装置でエンジンがかかっていない間はヘッドライトが点灯しないようリレーを制御していると思われます。こうしてバッテリーに負担がかからないようにしているのでしょう。

 と言うことで、先ずはAC-DCコンバーターを使わず、ヘッドライトバルブをLEDバルブに交換してみることにしました。

 ヘッドライトユニットをカバーから外した様子。中は割と余裕がある様子で、これならLEDバルブ(JA-X3)のヒートシンクも納まりそうです。ただヒートシンクが周囲のコードと接触することは免れないでしょう。LEDバルブの放熱が悪くなったり、コードの被覆を溶かしたりしなければ良いのですが・・・

 これが取り外したヘッドライトのハロゲンバルブ。PHILIPS製H4 12V 60/55W。ロービームのフィラメントが少しヘタっていますし、ガラスにも少し白濁があります。これが原因で暗くなっていたのかも。

 LEDバルブに交換したところ。このLEDバルブには取説が一切なく、取り付け方法も試行錯誤。やってみて判ったのですが、ヒートシンクを固定していると思った六角ネジを外したら、ヒートシンクだけが外れるのではなく中のドライバ回路基板ごと引きずり出されてしまうのでした。そのため、ヒートシンクを外しておき、LEDバルブをヘッドライトユニットに付けてからヒートシンクを付けるという方法はダメ。
 実は座金部分(三方向に四角い爪が出ているヤツ)だけLEDバルブの方(前方)に引き抜けるのです。先ず座金だけをヘッドライトユニットに固定し、防水用のゴムブーツを付けてから、穴の中にLEDバルブを突っ込むというのが正しい取り付け方法のようです。LEDバルブを突っ込む際、上下を間違えないように注意が必要ですが、簡単にカチカチ回りますし、簡単に抜けますので、調整は簡単です。簡単に抜けるって事は、ヒートシンクやコード部分だけを持ってヘッドライトユニットを持ち上げると、スコ〜ンと抜けてヘッドライトユニットが落っこちるので、これは要注意です。
 防水用のゴムブーツがヒートシンクと干渉することはありませんでしたが、全然ユルユルなのでこれで防水になるのか?って感じです。

 と言うわけで、点滅などすることもなくシッカリ点灯しており、無事にLEDバルブに交換することができました(AC-DCコンバーターが無駄になっちゃった)。このLEDバルブ(JA-X3)には好みの色温度に変えるための(LEDバルブ部分に被せる)フィルムが付属しているのですが、取り合えずフィルムは使わずLEDの発光色のままにしています。青白い発色もあって照度はハロゲンと比べるとかなり明るくなった感じです。
 ただ配光に少々難ありのようで、ロービームでも少々上向き加減になってしまう感じです。そのため少し光軸を下げました。カットラインは結構綺麗に出ています。あとは実際に夜間走行した時にどうか?って事ですが、基本夜間や雨の時は走らないという根性なしバイカーなので、LED化の効果が分かるのはいつになることやら・・・(^^;)。


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