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OpenVPN（３）

サーバーにOpenVPNをインストールする

　自宅サーバー（Mac mini, MacOS X 10.4 Tiger）に OpenVPN をインストールします。ソースから自力でビルド、インストールしますから、事前に MacOS X開発環境 Xcodeを入れておく必要があります。
　OpenVPN のビルド、インストールはOpenVPN日本語情報サイト <http://www.openvpn.jp/howto.html> を参考に行いました。（と言うか、ほとんど書かれているとおりにやっただけ ^^;）

OpenVPNのソースコードを入手する。
　OpenVPN をソースからビルドしてインストールするので、先ずは OpenVPNのサイト <http://openvpn.net/index.php/open-source/downloads.html> からソースTarballをダウンロードする。
現時点での最新版は OpenVPN 2.2.0 だった。
Tarball展開。
　ダウンロードした "openvpn-2.2.0.tar.gz" を展開する。
$ tar xvzf openvpn-2.2.0.tar.gz
"openvpn-2.2.0" ディレクトリ配下に展開されるので、その中の "INSTALL" ファイルを読む。
TUN/TAP ドライバの入手。
　"INSTALL" ファイルを読むと、TUN/TAP ドライバという物が必要だと書かれているので、先ず TUN/TAP ドライバをインストールする。
　MacOS 用 TUN/TAP Driver は <http://tuntaposx.sourceforge.net/> で開発、配布されている（感謝）。ここから現時点での最新版 "tuntap_20090913.tar.gz" をダウンロードした。
TUN/TAP ドライバのインストール。
　"tuntap_20090913.tar.gz" を展開する。
$ tar xvzf tuntap_20090913.tar.gz
すると、
- README
- README.installer
- tuntap_20090913.pkg
の３つのファイルができる。tuntap_20090913.pkg インストーラーパッケージをダブルクリックしてインストールする。これは普通の MacOS X のインストーラによるインストールだから簡単だね。
　インストール完了後、一旦再起動。

TUN/TAP ドライバの確認。
　再起動後、確認してみる。

$ ls /dev/tap* /dev/tun*
/dev/tap0       /dev/tap2       /dev/tun0       /dev/tun2
/dev/tap1       /dev/tap3       /dev/tun1       /dev/tun3
/dev/tap10      /dev/tap4       /dev/tun10      /dev/tun4
/dev/tap11      /dev/tap5       /dev/tun11      /dev/tun5
/dev/tap12      /dev/tap6       /dev/tun12      /dev/tun6
/dev/tap13      /dev/tap7       /dev/tun13      /dev/tun7
/dev/tap14      /dev/tap8       /dev/tun14      /dev/tun8
/dev/tap15      /dev/tap9       /dev/tun15      /dev/tun9

うん、出来てるようだな。

LZOライブラリ
　"openvpn-2.2.0" の "INSTALL" には、その他オプショナルで
- OpenSSL ライブラリ
- LZO リアルタイム圧縮ライブラリ
- Pthread ライブラリ
が必要とある。既に OpenSSL, Pthreadライブラリは入っているはずなので、次はLZO ライブラリをインストールしておく。
LZO ライブラリの入手。
　LZO ライブラリを <http://www.oberhumer.com/opensource/lzo/> からダウンロードする。
　現時点での最新版は lzo 2.05 でした。
LZO ライブラリ展開。
　ダウンロードした "lzo-2.05.tar.gz" を展開する。
$ tar xvzf lzo-2.05.tar.gz

LZO ライブラリのビルド、インストール

$ cd lzo-2.05
$ ./configure
     ～
   LZO configuration summary
   -------------------------
   LZO version                : 2.05
   configured for host        : powerpc-apple-darwin8.11.0
   source code location       : .
   compiler                   : gcc
   preprocessor definitions   : -DLZO_HAVE_CONFIG_H=1
   preprocessor flags         :
   compiler flags             : -g -O2
   build static library       : yes
   build shared library       : no
   enable i386 assembly code  : no


   LZO 2.05 configured.

   Copyright (C) 1996-2011 Markus Franz Xaver Johannes Oberhumer
   All Rights Reserved.

   The LZO library is free software; you can redistribute it and/or
   modify it under the terms of the GNU General Public License as
   published by the Free Software Foundation; either version 2 of
   the License, or (at your option) any later version.

   The LZO library is distributed in the hope that it will be useful,
   but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
   MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  See the
   GNU General Public License for more details.

   Markus F.X.J. Oberhumer
   
   http://www.oberhumer.com/opensource/lzo/


Type `make' to build LZO. Type `make install' to install LZO.
After installing LZO, please read the accompanied documentation.

$ make
$ make check
  ～
All checks passed.
$ make test
  ～
All tests passed. Now you are ready to install LZO.
$ sudo make install

　これでやっと OpenVPN のビルドの準備ができました。

内ト / Jun 25th, 2011 17:09 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]