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TU-880(その5)

シャーシへの取り付けです


 基盤が完成したら、次はシャーシの組み立てです。シャーシに各種部品と出来上がった基盤を取り付けていきます。これは電源トランスを取り付けたところ。

 これでほぼ部品、基板の取り付けが完了したところです。残りはPhonoイコライザ基盤だけで、おおよその配線が終わった後にメインのA基盤の上に取り付けます。

 はい、これが配線し終わったところです。配線量もなかなか多くて、思った以上に時間がかかりました。この後、適当に配線同士を束線バンドで縛って固定します。実は、配線コードをどの位置に通し、どのコードと縛って固定するかと言うのも重要な要素でして、これでアンプの動作安定性、ノイズ、音質などが左右されたりするのですが、説明書にはそこまでの事は書かれていません。この辺りは経験がモノを言うのですが、ワタシは真空管アンプについてはド素人以下ですので、オーソドックスに微小信号が通るシールド線をまとめ、ACコード類から離して基盤中央のアースラインに沿った形に固定するようにした程度です。

 と言うことで最後に真空管をソケットに刺して完成〜!ではスピーカー、入力を繋げて音が出るか確認してみましょう。スピーカーはサランウンドシステム用のリアスピーカー(Pioneer製)。インピーダンス8Ω、耐入力100Wの物です。お世辞にも音が良いとは言えないスピーカーですが、動作確認には充分でしょう。入力音源はCDです。

 電源オン!緊張の瞬間です。真空管なので電源を入れても最初はウンともスンとも言いません。そのうちヒーターフィラメントが赤く灯ってきて、まさに「火を入れた」って感じになります。温度が上がるまで1分程度は音が出なくても当たり前。そのうち、スピーカーからボツ・ボツという音が出だしました。どうやら温度が上がって安定するまで、不安定な放電が起こりやすいようです。では、そろそろ少しボリュームを上げてみましょう。すると・・・
 おぉ、鳴ってる。音が出ている!なぁんと一発で成功です。ぶ〜んというハムノイズも皆無。優秀、優秀。出力2.5W×2にもかかわらず意外に大きな音が出て、ボリュームを12時の位置以上に右に回したらヤカマシくて聴いていられないくらいです。

 明るいところでは良く見ないと分からないヒーターフィラメントの灯ですが、部屋の照明を落とせばこんな感じに非常に趣のある暖かい光を発しています。
 そして、その肝心の音質ですが、現代の電子楽器バリバリの音楽をこのアンプで鳴らしたら、おそらく10人が10人とも音が悪いという評価を下すでしょう。周波数特性は低域、高域ともにダラ下がりの非常に狭いものだと思います。ところが、これでクラシックや古い録音のJazzなどを鳴らすと、何とも柔らかでいい感じの音を出す時があるので不思議です。
 古い録音ものをiPod等のデジタルデバイスで聴くと、磁気テープ特有の「シャー」というヒスノイズが耳についたりするのですが、このアンプだとそれが気にならなくなり楽器の音が浮き上がってくる感じがあるのです。不思議なものですねぇ。


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