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裸族の集合住宅5Bay SATA6G USB3.0&eSATA CRSJ535EU3S6G(2)

HDDを入れてRN10200に繋いでみました


 先ずRN10200のeSATAに関して出来るだけ調べておいた事を書いておきましょう。

  • eSATAの接続速度は?
     ハッキリ言って不明です(^^;)。しかしRN10200のeSATAコントローラーチップはMarvel 88SE9170であるらしく、このコントローラーチップを使用しているPCI-Expressボードの多くはSATA 3.0(6Gbps)までサポートしているようです。このコントローラーチップは6Gbpsの通信性能を出すことが可能なものだと考えられます。
  • ポートマルチプライヤ対応か?
     これもコントローラーチップがMarvel 88SE9170である事からの推測ですが、このチップはポートマルチプライヤ機能に対応していますので、大丈夫ではないかな?あとはデバイスドライバ次第ってとこかも。
  • eSATAに接続したHDDは本体のRAIDに組み込まれるのか?別のボリュームとして見えるのか?
     先人の事例が見つからなかったので、やってみないと分かりませ〜ん。色々なケースが考えられますが、
    1. eSATAに接続したHDDを全く認識しない。
    2. eSATAに接続したHDDが本体2台で構成しているX-RAID(現在RAID-1)に組み込まれる。
    3. eSATAに接続したHDDは、本体2台のRAID構成ボリュームとは別のボリュームになる。
    という可能性がありましょう。もしケース1, 2だったらNGです。ケース1は言わずもがな。
     ケース2は、せっかくHDD 2台で冗長化して故障によるデータロストの危険性を1/2にしているのに、2台の機器に跨がってRAID構成されたのではHDDを冗長化した意味がありません。どちらか一方の電源や制御基盤が故障したらRAID構成が壊れてデータロストになりますからね。RAID構成しても無意味という事になります。
     ケース3であれば、一方が故障しても、もう一方には影響しません。ケース3以外だった場合、このHDDケースをRN10200に繋いで使おうなどと考えない事です。
  • ポートマルチプライヤ対応だった場合で、複数のHDDを接続したらRAIDが構成されるのか?それとも個々のHDDが各々ボリュームになる(JBOD)だけなのか?
     これも先人の事例が見つからなかったので、やってみないと分かりませ〜ん。これもRAIDが構成されるケースと個々のHDDで各々ボリュームが構成される(JBOD)ケースが考えられます。仮にRAID構成されず個別のボリュームになったとしても、手動でデータを冗長化させることはできますね(面倒だけど)。また、RN10200に繋いでRAID構成されなかったのなら、Mac ProのeSATAポートに繋いでソフトウェアRAIDを組むという使い方もアリでしょう。

     とにかく実験してみましょう。実験には、先週RN10200から追い出されたSeagate製1.5TB HDDと、スカパー録画用LS-V3.0TLJでHDD故障とされたSeagate製3TB HDDを用いました。どちらもいつ何時壊れても不思議ではないHDDですが、全セクタをゼロ消去して不良セクタを代替させ、かつ再度ゼロ消去を数分行った後に強制中断することでパーティションマップ領域等を書き潰して未使用のHDDであると騙せるよう細工を施しました。その後の手順は以下のようになります。

    1. RN10200をシャットダウンする。
    2. 2台のHDDを電源オフ状態の裸族の集合住宅のベイ1, 2に入れる。
    3. RN10200と裸族の集合住宅をeSATAで繋ぐ。
    4. 裸族の集合住宅の電源をオンにする。
      →一度電源が入り2台のHDDのアクセスランプが点灯するが暫くすると電源が切れる。これは裸族の集合住宅のPC電源連動機能のためで問題ない。
    5. RN10200の電源をオンにする。
      →RN10200が起動して暫くすると裸族の集合住宅にも電源が入る。

     RN10200を一旦シャットダウンしてから裸族の集合住宅にHDDを搭載する理由は、裸族の集合住宅がホットスワップに対応していないからです。つまり、今後もHDDの交換や増設の度に、RN10200もろとも全部電源オフ状態にする必要があると言うことです。面倒臭いけど、安いHDDケースだから、これくらいは仕方ないかな。

     この実験で実にベストな結果が得られました。つまり、

    • RN10200のeSATAはポートマルチプライヤ対応である。
    • RN10200のeSATAポートに接続したHDDは、RN10200内蔵HDDによるRAID構成には組み込まれない。
    • RN10200内蔵のHDDで構成しているRAIDボリュームとは別に、eSATAポートに接続した複数台のHDDだけでRAIDが構成される。

    と言うことです。先ずはFronViewの「システム」画面。

     内蔵の2TB HDD×2台で構成しているRAID・dataボリューム以外に、eda1というボリュームが作成されている事がわかります。

     ボリューム画面を見れば、内蔵HDDによるRAIDボリュームとは別にeSATAに繋いだHDDだけでRAIDを構成している事がはっきり分かります。しかも、RN10200はeSATAポートに繋いだ裸族の集合住宅をEDA 500だと認識しているようです。

     パフォーマンス画面でも、内蔵とeSATAポートそれぞれに構成HDDが表示されています。加えてHDDのをクリックすると、

    S.M.A.R.T.情報も表示されました。この3TB HDDはLS-V3.0TLJに故障と診断され、不良セクタを代替した数が36,632もある怪しげなHDDですが、ちゃんとRAID構成もできました。こんなHDDでも実験には充分役立ってくれました。

     最後が共有フォルダの階層表示画面。こちらもeSATA接続によるボリュームが内蔵HDDによるボリュームdataと同階層にある事がわかります。eda1の配下に共有フォルダを作っていけば、dataボリュームと同じように使うことができます。

     現在RAID構築中で、アクセス中なのでLEDが紫色に点灯しています。非常に良い結果が得られた裸族の集合住宅ですが、いくつか問題点もあります。

    • 建て付けがあまり良くありませんで、HDDを出し入れする際に良く引っ掛かります。
    • 5ベイなので高さがあるのはある程度仕方ないにしても、思ったよりも奥行きを必要とします。RN10200のコンパクトさと比較したら分かると思いますが、棚から前に大きく飛び出ています。電源ケーブルやファンの廃気の事を考えたら、30cm以上の奥行きが必要になります。こんな状態で地震でも食らったら手前に落ちそうです。
    • 前にも書きましたが、鍵は気休め程度と考えておいた方が良いでしょう。鍵が無くてもHDDベイのドアは開けよう思えば開けられるでしょう。簡単にHDDを出し入れできるのが、この製品のウリの一つでもあるので、あくまでホームユース向け製品です。企業で使えるような製品ではありません。

     ファンも意外に静かだし、価格の割に良くできた製品ではないかと思います。ただ、どの程度の性能が出るのかは、まだ試していないので分かりません。RAID構築が完了したら性能も検証してみようと思います。


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