裸族の集合住宅5Bay SATA6G USB3.0&eSATA CRSJ535EU3S6G(1)
先週、ReadyNAS RN10200から追い出した1.5TB HDDを使うために買ってみました
先週、ReadyNAS RN10200の1.5TB HDDを 2TBのHDDに交換し、RN10200は2TB×2のRAID-1構成になりました。すると、今度はRN10200から追い出された1.5TBのHDDが手元に残ります。これは不良セクタが発生している少々怪しげなHDDですが、最近はRN10200内で問題なく動作していましたし、不良セクタの増加も止まっていました。このまま廃棄するのも何だか勿体無い気がします。
そこで、外付けHDDケースを買ってRN10200のeSATAポートに繋いで使ったらどうだろう?と考えました。しかし、eSATAポートは付いているものの、確か『容量を拡張するために使用できる』とマニュアルに書かれてあるだけで、これだけでは不明な事が多くあります。
- eSATAの接続速度は?(SATA I:1.5Gbps / STAT II:3Gbps / STAT 3.0:6Gbps)
- ポートマルチプライヤ(*1)対応か?
- eSATAに接続したHDDは本体のRAIDに組み込まれるのか?別のボリュームとして見えるのか?
- ポートマルチプライヤ対応だった場合で、複数のHDDを接続したらRAIDが構成されるのか?それとも個々のHDDが各々ボリュームになるだけなのか?
ところで、RN10200のハードウェアマニュアルにはEDA 500という、5ベイ拡張ディスク装置が載っています。どうやら、これをeSATAで繋いで容量を拡張するようなのですが、EDA 500のページを見ると、『RN300/RN500/RN700シリーズ対応』と書かれてありRN10200にも対応しているのか疑問です。加えて、このEDA 500は非常に高価で、実売価格はRN10200の4倍、4ベイのRN10400の倍くらいでした。これでは手が出ません。
普通のHDDケースでも6Gbps eSATAポートが付いている物は、そこそこの値段してます。それに今は録り溜めたDVD-R/RAMをNASにどんどん入れている最中で、すごい勢いで空き容量が減っていっているために、HDD1台収納するだけのHDDケースではいずれパンクする事が目に見えています。ということで、複数台のHDDを収納でき、かつeSATA 6Gbpsインタフェースを持っているHDDケースで、できるだけ安価である物が欲しいな〜と思っていたのです。で、見つけたのが
裸族の集合住宅5Bay SATA6G USB3.0&eSATA CRSJ535EU3S6Gです。
特徴は、
- 5ベイ(5台のHDDの収納が可能)
- eSATA 6Gbps(SATA 3.0)ポート×1、USB 3.0ポート×1
- RAID機能は無し。eSATA接続にはマルチポートプライヤ対応のeSATAインタフェースが必要。
- 5ベイのHDDケースにしては安価
と言ったところでしょうか。何となくEDA 500も、これと同じような物ではないか?という気がしてきました。これをRN10200にeSATA接続してみたらどうなるか?非常に興味深い(^^;)。同じような事を考えて既にやっている人もいるのではないか?と思い検索してみましたが、全く見つかりませんでした。こんなアホな事を考えるのはワタシだけなのか?
と言うわけで買ってしまいました。本体は鉄製のケースで見た目は割としっかりした作りのように見えます。その他の付属品は取説、電源コード、eSATAケーブル、USB 3.0ケーブル、HDDベイの鍵と、白い箱の中には「裸族のインナー」と言う2.5inch HDD/SSDを収納するためのケースが入っています。
正面から本体を見たところ。HDDベイのドアには一応ロックするための機構があり、そのための鍵もあるのですが、正直鍵と呼べるような代物ではありません。まぁ気休め程度のものですね。
[続く]
(*1):ポートマルチプライヤとはSATA規格の一つで、通常はSATA 1ポートに対し1台のSATA HDDが接続するのに対し、ポートマルチプライヤ対応のSATAポートには複数台のSATA HDDを接続することができる。いわばSATAにハブのような機能を持たせた物と言える。理論上は1ポートに最大15台のSATA HDDを接続可能。
ポートマルチプライヤ対応eSATAインタフェースであるためには、eSATAコントローラチップがポートマルチプライヤに対応している必要がある。
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