Magic Mouse(初代)を修理
Windows機用のマウスにしようと思って
Windows機で使っていたマウス(SANWAサプライMA-WBL41R)が壊れたので、代わりに初代Magic Mouseを押し入れから引っ張り出してきました。ただ、このMagic Mouseはスイッチの調子が悪く、クリックしても反応しなかったり、チャタリングが起きたりと言った症状が出ていた物です。
改めて動作確認してみたところ、自然に置いた状態だと
マウス上部とアルミボディとの隙間はこんな感じ。しかし、ボタン部分を押すと、
こんなふうにマウス左後部の隙間が広がるのです。どうやら中の部品が割れてしまったようでマウス手前側がカパカパで、ボタン部分だけを押してもスイッチが押されない状態。しかしマウス全体を手の平で包むように抑えていると何とかスイッチが押されるので、使い方によっては何とか使えます。でもマウスを動かす時には手の平の抑えが弱くなるので、ドラッグ&ドロップ時などにはスイッチが離れてしまって思うように操作できなくなるのですね。
これを修理しようと思いバラしたところ、原因はすぐに分かりました。この(赤→)部分が割れて無くなっていました。ここが電池ケース側面にある突起に嵌って、ボタン部分を押してもマウス上部手前側が持ち上がらないようになっているのでした。
修理しようにも、これではマウス上部を交換するしかないですね。そこで、もう一つMagic Mouse(初代)のジャンク品をヤフオクで落札、ニコイチすることにしました。
落札したジャンク品は電池の液漏れで動作不良になってしまったというもの。届いた品を軽く清掃して動作確認したところ、電源は入り、マウスの移動や左クリックは問題ないものの、右クリック、タッチやスクロール操作と言ったタッチセンサによる機能は全く動作していない状態でした。それ以外には比較的綺麗な状態で、部品取りにはうってつけ。
ジャンクのMagic Mouseをバラしたところ、こちらもすぐに原因が判明。電池から漏れ出した電解液で基盤が腐食しています。左のチップの足くらいならアルコール洗浄すれば何とかなるかもしれませんが、タッチセンサーのフラットケーブルを繋げるコネクタ端子はとても洗浄できないでしょうね。基盤の死亡は確定ですが、タッチセンサー部分は問題ないでしょう。と言うことで、ジャンク品からはマウス上部(タッチセンサー)をもらってニコイチしました。
という事で Magic Mouse(初代)の修理完了!電池を使うのではなく、mobeeのMagic Chargerも引っ張り出してきてワイヤレス充電仕様にしています。
この修理の何が大変だったか?って言うと、強力な両面テープと、それを剥がした跡に残る粘着剤の処理です。修理時間の大半は両面テープを引き剥がす作業と粘着剤のクリーニングでした。修理することを全く考えてない造りですね。
mobeeのMagic Chargerですが、Qiのワイヤレス充電タップで充電できないかな〜?できたらいいな〜と思って試してみました。Magic ChargerをつけたMagic Mouseを充電タップに乗せるとLEDが点滅し始めるので、何かワイヤレス充電機器が乗ったということは認識している様子。でも充電が始まると点滅が点灯に変わるはずなのに、いつまでたっても点滅のままです。しばらく乗せっぱなしにしていましたが電池残量は全く増えず、残念ながらQiのワイヤレス充電タップでは充電できないようですね。
Magic Charger専用充電パッドなら数時間で満充電できてます。
と言うことで、Magic Mouse(初代) with Magic Charger、無事復活です。
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