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地盤調査の結果

今日レスコハウスが地盤調査の結果と、地盤改良工事の提案を持って来ました


 地盤調査に立ち合っていたので、ひどい軟弱地盤だと言うことは分かってましたが、その調査結果が以下です。

深度(m)N値土質
0〜15埋土(砂礫混じり)
1〜23.9〜9細砂
2〜38シルト混り細砂
3〜48
4〜100.7〜2.5粘土
10〜1111シルト混り細砂
11〜127砂混り粘土
12〜1311シルト質細砂
13〜155〜5.8シルト質
15〜1612シルト質細砂
16〜1715シルト混り細砂
17〜229〜12細砂混りシルト
22〜235〜5.8砂質シルト
23〜2557.7〜115.4砂礫

 問題となるのはN値で、土中サンプルを採取する際に上から重りを落としてガンガンと打ち込んでいましたが、その時の打撃回数と思えば良いそうです。「質量63.5kgのハンマーを75cmの高さから自由落下させて、標準貫入試験用サンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数をいう。」と調査報告書に書いてありました。要するに地面の堅さ、地耐力を示す値のこと。これが5以上あるか否かが目安となるそうですので、この調査結果によれば、ウチの場合は深度4mほどまではまぁまぁですが、その後10mまでは話にならない軟弱な粘土層が続き、そこから砂、粘土(シルト)が交互に、あるいは混ざった状態の、そこそこ締まった層が続き、23mに達すると強固な支持層となります。

 さて、この場合の地盤改良工事ですが、提案されたのは以下の3種類です。

  • 鋼管パイル(杭)工事
    Φ165.2mm, L=23.0m×40本=920.0m, 費用716万円
  • 柱状改良(ソイコラム)工事
    Φ600mm, L=7.6m×53本=402.8m, 費用238万円
  • タイガーパイル工法
    (追加工事注文書を捺印するためにレスコが持ち帰ったので、今詳しいデータが手元にないが、確かΦ400m, L=2.7m×49本)費用180万円

 さて、最初の鋼管パイル工事は建物の金額に対してあまりにも工事費用がアンバランスなため却下。
 次の柱状改良は、穴を掘ってセメント固化材を流し込み土中にコンクリート柱を形成するという最も一般的な工法ですが、改良深度が7.6mでこの工事費用はどうかな?この工法の一般的な工事費用は高くても150万程度って聞いたけど、これは高すぎない?って訊いたところ、ウチの場合は一階面積が結構広いですから・・・という回答。まぁ、そう言われりゃそうかもねぇ・・・
 最後のタイガーパイル工法は、要するに柱状改良のコンクリート柱の中に摩擦杭を埋め込むそうで、柱状改良の2倍の支持力が得られるのがウリなんだそうな。幸いにも深度4mまでは、そこそこN値がある砂の層が存在しているため、ここで建物を支えてしまおうという考えです。でもそれって泥の上に浮いているだけじゃんという考えもありますが、それは柱状改良も同じこと。また柱状改良は鉄筋が入っていない単なるコンクリート柱を土中に形成するだけなので、地震で横滑りが発生すると剪断されてしまうこともあり得るのだけど、タイガーパイル工法はコンクリート柱内に鉄の摩擦杭が埋め込まれるため剪断されることもないと思われます。
 と言うことでタイガーパイル工法を採用することに決定、工事注文書に捺印しました。鋼管パイルの値段を見たときは流石にビビッたけど、最終的には意外に安く済んでホッとしたって感じかな?


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